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総務常任委員会 |
ライフタウン市境問題 |
両市議会の見解に相違
総務常任委員会は、3月6日に開催され、議案3件、陳情7件を審査した。その結果、議案はすべて可決すべきもの、陳情は2件が趣旨了承、5件が趣旨不了承と決定した。
なお、審査に先立ち、(仮称)藤沢市総合防災センター建物概要(案)についての説明を受けた。
〇湘南ライフタウン市境問題早期解決へ向けての藤沢市議会における特別委員会等の設置を求める陳情
〈市の説明〉
この陳情は、茅ヶ崎市域の湘南ライフタウンやよい会自治会から提出されたもの。
市境の編入問題は、昭和53年に締結した協定書により「市境の変更は、土地区画整理事業の換地処分時に行う」との内容で事業の進捗とあわせて協議を進めた。
しかし、茅ヶ崎市へ編入予定の藤沢市民、本市へ編入予定の茅ヶ崎市民のいずれも本市に住みたいとの強い望みを持っている。
このため、両市間の市境は現行どおりとし、境界変更は広域的な行政協力のあり方の検討とあわせ継続協議するとの覚書を平成4年に締結している。
その後、本市の市議会では、本市へ編入予定の茅ヶ崎市民も受け入れて、なおかつ茅ヶ崎市へ編入予定の藤沢市民も本市へとどまるという「変形調整案」を趣旨了承している。
一方、茅ヶ崎市議会では昭和46年時点での予定線で解決するとの考えであるため、両市議会等の見解が異なっている状況にある。
こうしたことから、ライフタウン内の茅ヶ崎市民は、現在、秋葉台文化体育館の個人利用やライフタウン地区内の市民の家の利用などについて、本市の市民と同様の行政サービスが受けられるようになっており、今後も、広域的な行政協力の協議を重ね課題の解決に努力したい。〈主な質問と答弁〉
質問 この地域で安心して生活できるよう、どのような協議を行ってきたのか聞きたい。
答弁 両市間に行政協力研究会があり、年4回程度協議を実施している。その結果、市境付近のごみの持ち出しの問題等、ライフタウンを一つの生活圏として、茅ヶ崎市民がなるべく本市市民と同様の行政サービスを受けられるような手だてをしている状況にある。
(趣旨不了承と決定した)
民生常任委員会 |
航空機騒音の軽減を
住宅防音工事助成区域の拡大を要請民生常任委員会は、1月28日と3月2日に開催された。
1月28日の委員会では、大庭台墓園立体墓地の視察を行った。
また、3月2日の委員会では、議案2件、陳情4件を審査した。その結果、議案は2件とも可決すべきもの、
陳情は2件が趣旨了承、2件が趣旨不了承と決定した。
また、藤沢市高齢者保健福祉計画2004(介護保険事業計画)案について報告を受けた。
航空機騒音被害は広範囲に及ぶ =厚木基地 |
〇住宅防音工事助成における指定区域の見直し拡大を求める国への意見書提出についての陳情
この陳情は、藤沢市基地騒音対策協議会から提出されたもので、国は、厚木基地周辺の航空機騒音を軽減するため防音区域を指定し住宅防音工事の助成を行っているが、
本市では、指定区域以外でも広範囲において騒音被害を受けており、昭和61年以降、指定区域の見直しが行われていないため、
騒音調査を早急に実施し、騒音被害の実態に即して指定区域を拡大するなど見直しを行うことを求める意見書を国に提出してほしいというもの。
〈市の説明〉
防音工事助成の指定区域拡大については、神奈川県ほか県内9市で構成する神奈川県基地関係県市連絡協議会を通じ、外務省等国に対し、毎年要望している。
本年度も県知事及び市長名で要望書を関係省庁に提出した。
また、本市独自でも横浜防衛施設局に対し、防音工事助成指定区域の市内全域への拡大や対象住宅の基準見直し並びに工事の迅速化について毎年要請している。
国においては、現時点での航空機騒音の実態調査等を平成11年10月から本市内の13地点を含む県内50地点で実施している。
また、防音工事指定区域内で制度告示後に建設された住宅に対しても、防音工事の対象にするなどの改善が図られているところである。
〈主な質問と答弁〉
質問 本市内の指定防音工事対象戸数は何戸あるのか。
また、11年度までに何戸の防音工事が完了しているのか。
答弁 平成11年3月現在の対象戸数は13,646戸あり、工事が実施されたのは、そのうち11,789戸である。
(趣旨了承と決定した)
建設常任委員会 |
建設常任委員会は、3月1日に開催され、議案5件、陳情1件を審査した。その結果、議案はすべて可決すべきものと決定した。
また、12月9日の委員会で結論保留となっていた(仮称)辻堂マンション新築工事に関する陳情は、取り下げ承認と決定した。
文教常任委員会 |
スケートパーク設置へ
子どもたちの意見を反映文教常任委員会は、1月26日と3月3日に開催された。
1月26日の委員会では、相談指導教室、(仮称)湘南大庭市民図書館及び六会小学校の視察を行った。
3月3日の委員会では、陳情4件の審査を行った。その結果、2件が趣旨了承、2件が趣旨不了承と決定した。
また、@2001年(平成13年)以降の成人式A藤沢市図書館と湘南工科大学附属図書館との相互協力――以上2件について報告を受けた。
〇スケートパーク設置を求める陳情
この陳情は、現在、市内にスケートボードやマウンテンバイクを楽しめる公の場所がなく、市民会館前庭や団地の広場などを利用している実情から、公設のスケートパークの設置を求めるもの。
〈主な質問と答弁〉
質問 安全にスポーツを楽しんでもらうため、前向きに取り組んでほしい。
仮に市が設置するとした場合、大人の考えだけで作ってしまうと、子どもにとっては使いにくいということで、
利用率が上がらない可能性がある。
新しいジャンルのスポーツであり、設置の検討に当たっては、実際にやっている子どもたちの意見を取り入れる工夫をしていくべきと思うがどうか。
答弁 検討に当たっては、既存施設の中で活用できるところがないか、また、他の公共施設を整備する際に、スケートボードやマウンテンバイクができる場所を計画の中に取り入れることができるかなども視野に入れていく。
その際には、愛好者のニーズを十分把握し、せっかくつくっても使い勝手が良くない、というようなことがないように検討していきたい。
(趣旨了承と決定した)
都市整備特別委員会 |
オオタカとの共生に配慮
都市整備特別委員会は、1月27日に開催され、現地視察の後、慶應義塾大学(仮称)看護医療学部の建設について報告を受けた。
〇慶應義塾大学(仮称)看護医療学部の建設について
〈市の説明〉
本市は、慶應義塾大学と看護医療学部や大学病院等高度医療施設整備事業を共同で進めることで合意し、そのうち看護医療学部は、平成13年4月の開校を予定している。
なお、予定地に生息するオオタカと共生しながら整備できる方策について、昨年8月から検討会を設置し、検討を進めている。
〈主な質問と答弁〉
質問 オオタカへの配慮をどのように検討しているのか。
答弁 工事期間中を主とした配慮方策については、行動範囲などの生態調査を行い、検討している。
環境・災害対策特別委員会 |
引地川 |
ダイオキシン汚染 現地を視察
環境・災害対策特別委員会は、3月27日に開催され、現地視察の後、引地川におけるダイオキシン汚染について審査を行った。
高濃度のダイオキシンが検出された雨水幹線出口
=稲荷
〇引地川におけるダイオキシン汚染について
〈市の説明〉
引地川から、高濃度のダイオキシンが検出されたことから、本市は県と合同で3月23日に株式会社荏原製作所藤沢工場に立入調査を行った。
その結果、発生源が同工場敷地内の焼却炉から出る排水であることが明らかになったため、施設からの排水の停止と焼却炉の運転を直ちに停止するよう指導を行った。
さらに、本市では、同月25日に初動対応として職員によるパトロールを開始するとともに、市長を本部長とする「引地川ダイオキシン汚染庁内対策本部」を設置、情報収集や市民の問い合わせに対処してきた。
また、排水停止後の水質確認のため、川から採水し、現在、分析を急いでおり、その結果については、
市民へ周知していきたい。
今後の荏原製作所への指導や、市民対応、環境調査等については、「引地川ダイオキシン汚染事件対応連絡調整会議」を設置し、環境庁・県・市の3者により一体的に進めていく。
この組織と本市対策本部との連絡を密にし、早期に「安全宣言」ができるよう万全の対策をとっていきたい。〈主な質問と答弁〉
質問 今後、実施する調査の進め方について聞きたい。
答弁 調整会議では、1カ月をめどに実施することで進めている。早急に結果が出るよう、国・県とも十分調整しながら、対応を図っていきたい。
議員全員協議会 |
総合計画基本計画二次素案を説明
議員全員協議会は、3月22日に開催され、藤沢市総合計画基本計画二次素案について市から説明を受け、これに対して質疑を行った。
〈市の説明〉
基本計画については、昨年10月に総合計画審議会の中間答申を受け、一次案を作成した。
また、11月には、一次案についての地区別説明会を開催し、これまでに市民から多くの意見や提案が寄せられている。
二次素案は、これらの意見等をもとに修正を行ったものであるが、一次案の中間答申を尊重し、最小限の修正にとどめている。
今後は、この二次素案をもとに、4月に総合計画審議会で再度審議していただき、最終案として答申していただく予定である。
請願の処理状況 |
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11.10.8 | 11−41 | (仮称)辻堂マンション新築工事に関する陳情 |
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12.3.1 | 取下げ承認 |
12.2.14 | 11−62 | 老人医療の負担拡大等に反対する国への意見書提出を求める陳情 |
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趣旨不了承 |
12.2.21 | 11−64 | 介護保険における重度障害者医療費助成事業適用に関する陳情 |
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12.2.23 | 11−66 | 住宅防音工事助成における指定区域の見直し拡大を求める国への意見書提出についての陳情 |
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趣旨了承 |
12.2.24 | 11−68 | 「デポジット制度など具体的なルールを組み込んだ『循環経済法』の制定を国に求める意見書」 |
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12.2.14 | 11−63 | 藤沢市立小中学校の卒業式および入学式における国旗掲揚・国歌斉唱の適正な実施についての陳情 |
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12.2.28 | 11−72 | スケートパーク設置を求める陳情 |
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11−75 | 学校行事に「日の丸」「君が代」の強制をしないことを求める陳情 |
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趣旨不了承 |
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11−76 | 日の丸・君が代の教育現場への強制をしないことを求める陳情 |
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12.1.12 | 11−59 | 非核三原則を廃止し日本の平和を守るための陳情 |
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12.2.22 | 11−65 | 神奈川県最低賃金改定等についての陳情 |
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趣旨了承 |
12.2.24 | 11−67 | 湘南ライフタウン市境問題早期解決へ向けての藤沢市議会における特別委員会等の設置を求める陳情 |
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趣旨不了承 |
12.2.25 | 11−69 | リストラ・人減らしを規制し、雇用と地域経済を守る条例の制定を求める陳情 |
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12.2.28 | 11−70 | 公団家賃の値上げ見合わせを求める意見書の提出についての陳情 |
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趣旨了承 |
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11−71 | JR不採用問題の早期解決についての陳情 |
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趣旨不了承 |
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11−73 | 周辺事態法の情報公開と戦争協力の拒否を求める陳情 |
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12.2.7 | 11−60 | ショートステイ利用日数を現行水準と同じとする施策を求める陳情 |
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12.2.28 | 11−74 | 国民健康保険保険料の引き下げを求める陳情 |
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