総務常任委員会
民生常任委員会
建設常任委員会
文教常任委員会
環境・災害対策特別委員会
請願・陳情の処理状況
City Fujisawa
議会のしおり
議会報目次


総務

 総務常任委員会は、9月11日に開催され、議案3件、請願1件及び陳情2件を審査した結果、議案はすべて可決すべきもの、請願は不採択すべきもの、陳情は2件とも趣旨不了承と決定した。



民生

魅力あるまちづくりに向けて工場跡地利用への適切な指導を

 民生常任委員会は、9月7日に開催され、陳情3件を審査した。その結果、1件が趣旨了承、2件が趣旨不了承と決定した。
 また、神奈川県農業共済組合等地域再編整備計画の進捗状況について報告を受けた。

〇魅力ある街づくりの推進に向けてについての陳情

 この陳情は、藤沢商工会議所から提出されたもので、同会議所は、「湘南の顔」にふさわしい市街地を形成するためには、集客力を高め、にぎわいを創出する商業集積づくりが必要であるとして、「街づくり研究会」を発足させ、藤沢・辻堂・片瀬江の島・湘南台・健康と文化の森の5つを核として、市内各地区の特色を生かした活力とバランスのとれたまちづくりを推進するために、商店会等関係者から意見を聞き、報告書をまとめているところである。
 一生安心して暮らせるまちづくりを推進するためにも、市に対し、(1)中心市街地活性化法に基づく商業街づくり基本計画の策定をすること(2)情報の共有化と街づくりに関する情報交換の場の設定をすること(3)工場跡地利用への適切な指導を講ずること(4)都市計画法に基づく土地利用規制の検討−−を求めるもの。

〈市の説明〉
 商業街づくり基本計画の策定については、消費者ニーズを的確にとらえ、商業者自身が魅力ある商業地としての街づくりをどのように進めていくのかを商工会議所が取りまとめて提案していただくなかで、商業の活性化と市街地の整備・改善を検討し魅力ある街づくりに向けて、ともに取り組んでいきたい。
 情報の共有化と街づくりに関する情報交換の場の設定については、今後は、きめ細かい情報交換の場として、行政と会議所との定期懇談会等を開催し、車の両輪となって商工業の振興を図っていきたい。
 工場跡地利用への適切な指導及び都市計画法に基づく土地利用規制の検討については、近年の産業構造の変化に伴う工場の統廃合による既存工場の転出により、本市においても、その跡地への集合住宅等の建築が顕著になっている。このような土地利用転換の状況は、本市の産業基盤に影響を与え、雇用の場の減少等、都市の自立性の確保の点において憂慮すべき事態であり、現在の土地利用の存続を図っていくべきと考えている。
 このような観点から、辻堂駅北口の工場敷地の土地利用転換に当たっては、企業の存続を前提とした方向性を検討し、駅前ゾーンとしての拠点性の強化を図るため、商業・業務系を中心とした土地利用のあり方について関係者と協議を進めている。
 今後も予想される工場用地等の土地利用転換に対しては、本市の産業基盤の維持・発展のため、現在のゾーンの存続を基本に、商工業者の意向を踏まえ、商工会議所と連携し、適正な土地利用のあり方や土地利用制度の活用の検討を行っていきたい。

〈主な質問と答弁〉
質問 工場跡地利用への適切な指導について、都市化された自治体での企業転出は宿命であると思われるが、例えば、跡地を商業施設に転用しないように行政として、どの程度指導ができるのか。
 また、そのような情報を早く収集するという手だてを考えるべきではないか。
答弁 大規模小売店舗立地法の趣旨は、規制緩和の形をとり、どのような大型店でも出店できるというものであり、あとは都市計画法で、ある程度の規制を指導することになる。
 企業の撤退に絡む情報はなかなかつかみ切れないが、商工会議所とのいろいろな情報交換を初め、さまざまな関係機関との調整のなかで十分に情報を収集して、早目に検討していくということで対応していきたい。 (趣旨了承と決定した)


活力とバランスのとれたまちづくりを


建設

 建設常任委員会は、9月6日に開催され、現地視察の後、議案2件及び陳情1件を審査した。
 その結果、議案は2件とも可決すべきもの、陳情は趣旨不了承と決定した。



文教

警報用ブザー等を導入 継続的な安全管理対策を実施

 文教常任委員会は、9月10日に開催され、陳情7件を審査した。その結果、1件が趣旨了承、3件が趣旨不了承、2件が結論保留、1件が取り下げ承認と決定した。
 また、(1)学校給食残菜処理(2)児童生徒の安全確保及び学校の安全管理(3)平成14年度使用教科用図書採択−−以上3件について報告を受けた。

〇アレルギー性疾患を学校病に指定することを求める陳情

 この陳情は、新日本婦人の会藤沢支部から提出されたもので、アレルギー性疾患を早期に学校病に指定するよう、国に意見書を提出してほしいというもの。

〈教育委員会の説明〉
 アレルギー性疾患の子どもは年々増加しており、現在、文部科学省では、アトピー性皮膚炎及びアレルギー性鼻炎について、「学校病」に加える検討を始めている。  本市としては、文部科学省の動向を見守りながら検討していきたい。  (趣旨了承と決定した)

〇児童生徒の安全確保及び学校の安全管理について

〈教育委員会の説明〉
 教育委員会では、大阪教育大学附属池田小学校で起きた事件を受け、安全確保と安全管理について徹底を図るために重点事項等を挙げ、各学校に対して指導してきた。
 また、警察署や藤沢市PTA連絡協議会、藤沢市民生委員児童委員協議会、地域協力者会議会長会に対しては、現状報告と協力依頼を行ってきた。
 このような一連の緊急防止策を実施してきたが、継続的な安全管理対策を検討していくなかで、全教職員及びPTA等地域協力者へ警報用ブザーを貸与することと、警備会社に通報できる携帯型セキュリティシステムの導入を決定し、8月28日に各学校へ配備した。
 警報用ブザーは、異常を近くの教職員に瞬時に知らせ、応援態勢をとるためのもので、携帯型セキュリティシステムは、スイッチが入ると確認の電話が警備会社のオペレーションセンターから職員室に入り、必要により警察に通報することができるものである。
 なお、児童クラブ等青少年施設に対しても、同様のシステムを導入している。
 今後も、児童生徒の安全確保については、引き続き研究していきたい。

〇平成14年度使用教科用図書採択について

〈教育委員会の説明〉
 小・中学校の教科書は、来年度からの新教育課程にあわせて同時採択となる。
 今回の採択に当たっては、教育委員の主体性が一層明確になるように改善を図った。
 また、これまでの協議会は協議のみの会として、別に教育委員だけからなる連絡調整会を設けた。さらに採択結果や採択理由のほかに協議会会議録や連絡調整会会議録、会議資料を積極的に公開してきた。
 採択までの経過について、第1回協議会では、協議会規約と方針を確認・決定し、これに基づいて資料等の作成作業が進められた。
 第2回協議会では、資料をもとに小・中学校27種目について、湘南の子どもたちにとってふさわしい教科書は何かという視点から協議が行われた。
 この協議会の報告を受けて、本市教育委員会として教育委員が採択候補をいくつか話し合い、その後の連絡調整会では、各市町の教育委員だけで、(1)全発行業者を対象とする(2)調整する必要があるものを中心に協議する(3)3市1町としての選定理由を確認し合うことなどを申し合わせて協議した。
 このような経過を踏まえ、7月12日の本市の定例教育委員会において、採択結果、採択理由を決定し、採択が終了した。


環境・災害対策特別委員会

緊急避難体制の確立を図る 合同津波対策訓練を視察

 環境・災害対策特別委員会は、7月31日と9月2日に開催された。
 7月31日の委員会では、藤沢市沿岸一帯及び鎌倉市腰越海岸で実施された神奈川県・藤沢市・鎌倉市合同津波対策訓練を視察した。
 この訓練は、津波襲来時における人的被害を未然に防止し、津波情報の早期伝達と緊急避難体制の確立を図ることを目的に、海浜利用者全員を対象として行ったものである。
 訓練には、市を初めとする関係団体、協力団体、海水浴等海浜利用者など計約3万7千人が参加した。
 訓練は、「熊野灘を震源とするマグニチュード7.9の地震が発生、湘南地方が津波により被災し、襲来から24時間が経過したのち、自衛隊艦船により神奈川県からの緊急物資の搬送が実施された」という想定のもとに、津波対策人員輸送、津波警戒避難誘導班配置・海面監視、災害対策本部設置、打上式津波警報伝達装置「つなび」による津波警戒・広報・避難誘導、ライフガードやヘリコプターによる救助、緊急物資搬送などの各訓練が行われた。
 今回初めての緊急物資輸送訓練では、自衛隊特務艦「はしだて」による緊急物資及びボランティア要員の輸送が実施された。
 さらに、避難誘導訓練では、今回の訓練から消防団員が国道134号線を渡り、片瀬東浜の避難者を一時避難所(江の島サマリーナ)まで避難誘導した。

災害に強いまちづくりを目指して 総合防災訓練を視察

 9月2日の委員会では、浜見小学校において実施された総合防災訓練を視察した。
 また、今年から防災週間期間中の日曜日に実施されることになった。
 この訓練は、「相模トラフ上を震源とするマグニチュード7.9の地震が発生、このため市内随所で家屋が倒壊、道路が損壊し、死傷者も多数発生した」ことを想定し、防災体制の強化と市民の防災意識の高揚を図るとともに、防災関係機関の機動力を結集し、即時救援体制の確立を図ることを目的として行われた。
 訓練には、市と関係機関32団体、会場周辺の40自治会、合計約1,500人が参加し、避難誘導訓練や初期消火訓練、炊き出し・給食訓練など25項目の訓練が行われた。
 今回の訓練では、消防、警察、自衛隊の3者が初めて連携し、ヘリコプター、給水車、炊飯車両等が出動し、機動力を発揮した。
 また、昨年の秋葉台中学校の生徒が行ったのと同様の消火訓練、炊き出し・給食訓練に加え、今年は高浜中学校の生徒が新たな訓練として、一般市民への応急救護訓練に参加し、会場内に設営したテントを保健室と仮定して、傷病者に対する応急手当を行った。
 さらに、新しい内容として、避難誘導訓練の中で住民との交流を目的に、地区避難施設従事職員が自主防災会の避難誘導に当たった。
 また、負傷者救出及び搬送訓練の中では、自主防災会の地区住民が、軽易な資機材を使って、倒壊家屋の瓦れき内から救出を行い、負傷者を担架及びリヤカーにて医療救護所へ搬送した。


高浜中学校生徒らによる応急救護訓練=浜見小学校


■■■ 請願の処理状況 ■■■

受理年月日
請願番号
件名
付託委員会
審査結果
13. 8.30 13- 3 建設現場で働く労働者の待遇改善、地域建設業者に受注機会の確保を求める請願 総務 13. 9.14 不採択

■■■ 陳情の処理状況 ■■■

受理年月日
陳情番号
件名
付託委員会
審査結果
13. 9. 3
13-15
(仮称)藤沢・大鋸マンション建設計画における新事業主((株)ドレミワールド)の地位承継に関する陳情
建設
13. 9. 6
趣旨不了承
13. 8.27
13-12
魅力ある街づくりの推進に向けてについての陳情

民生

13. 9. 7

趣旨了承

13. 9. 3
13-18
川・海のダイオキシン類汚染対策を県に求める陳情

趣旨不了承

13-19
小児医療費助成制度の拡充を求める陳情

13. 2.20
12-58
LD(学習障害)などの子ども達が通うフリースクールに対する行政的な援助についての陳情

文教

13. 9.10

取り下げ承認
13. 6. 6
13-10
旧モーガン邸の保存活用を求める陳情

結論保留

13-11
旧J.H.モーガン邸および庭園の保存活用に関する陳情

13. 9. 3
13-16
年度途中にクラス替えをしないための陳情

趣旨不了承

13-17
学校給食を民間委託することなく、現行の直営自校方式を堅持することを求める陳情

13-20
アレルギー性疾患を学校病に指定することを求める陳情

趣旨了承

13-21
30人以下学級の実現を求める陳情

趣旨不了承

13. 8.31
13-13
湘南ライフタウンやよい会自治会が立地するG街区の市境確定を直ちに行う市長宛要請に協力を求める陳情

総務

13. 9.11

13. 9. 3
13-14
地区福祉窓口の土曜日開所についての陳情


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