院長挨拶

 このたび平成27年4月1日に病院長を拝命しました、仲野明です。

 私は15年間の大学教員勤務を経て平成9年に当院に赴任しました。平成12年から外科部長、平成16年から副院長、平成18年からは5年間救命救急センター長も兼務しました。 

 私の医師としての信念は、常に患者さんのそばに立ち、共に考え、最善の治療を行うことです。

 当院の病院改築の歴史は昭和46年10月に330床で開院(東館)して以来、地域基幹病院として業務を行い、平成元年3月に西館を増築、500床に増床しました。その後平成12年に外来棟の整備を行い、平成18年には救命救急センター棟を建設し現在に至っています。現在の再整備の予定は、新しい東館の工事が終了する9月に西館から病棟と外来、また医局の引っ越しを行います。その後に来年にかけて西館病棟の改修に入ります。来年明けに新しい東館から改修が終わった西館へ、旧東館からい新しい東館への二度目の引っ越しがあります。入院患者さんには不都合や事故なく安全に行いたいと思います。患者さんにはさらに続く改築・整備に伴い、総合受付から外来受診診療科まで、また医事への動線が変更されますので 大変ご不便をおかけしますが、完成後はさらに良い環境で優良な医療が提供できると思いますので、ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

  病院機能としては、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、救命救急センター、災害拠点病院などの役割を担うとともに、臨床研修医指定病院でもあり研修医教育も行っています。当院は各種学会の専門医の指導認定施設になっていますが、これからは専門医制度が変更され、一般の人も解りやすい制度に変革されます。それに伴い若手医師教育制度が変わるためその準備を本年から始めます。本院の大切な使命として、医師、看護師、その他の医療職の教育を充実することで医療の質が担保されます。市民の方々もご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

  これからさらに少子高齢化が進み、団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向けて医療と介護を一体として改革して行くという国の方針により、当院のような高度急性期医療を担う病院は病床を減らして回復期や一般急性期を担う病床に転換しようという方向性が打ち出されてきました。その骨子は機能分化と連携および在宅医療です。患者さんの病状や病気の専門性により対応する医療機関が明確に区分され切れ目のない連携で一人の患者さんの治療を行っていくことが求められています。さらに、住み慣れた環境で暮らし続けられるようにするための地域包括ケアシステムにおける在宅医療の推進が求められています。このような大きな国の医療変革の流れのなかで当院が何を担っていくかを明確にしなくてはいけません。周辺の病院、また医師会とも連携し議論を進め決めていきたいと思います。

  患者さんには、治療をうけるならどうしてもこの病院でしたいと思われるような、魅力をもつ質の高い病院。職員からは、ここで働くと重症の患者さん、また救急の患者さんも多く大変だけれど、やりがいがあると思ってもらえる病院づくりを行いたいと思います。

  当院の運営姿勢をご理解いただき、市民の皆様方のご理解・ご支援をお願い申し上げます。

平成27年4月

病院長  仲野 明