当院の新型コロナウイルス感染症への対応方針について

令和2年5月15日 

 日頃から当院の運営にご理解・ご協力をいただき、ありがとうございます。さて、新型コロナウイルスの感染拡大から3か月余りが経過致しますが、当院がコロナ陽性患者様の受け入れを開始した当初は、厚生労働省からの指導のほか、当院の職員およびその家族に対して風評被害が発生する懸念もあったため、これまでは敢えて新型コロナウイルス感染症に対する当院の対応について公表を差し控えてまいりました。しかし、藤沢市内でもかなりの陽性例が報告されてきており、感染を心配して医療機関への受診を控える患者様が増えてきたことから、この機会に当院の新型コロナウイルス感染症に対するこれまでの対応、並びに今後の方針につきまして公表することにいたしました。

 当院は湘南東部医療圏唯一の第2種感染症指定医療機関として認定を受けています。そのため本年2月以降、ダイアモンドプリンセス号の患者様をはじめ、数多くの新型コロナウイルス感染症患者様を積極的に受け入れて治療にあたってきました。現在までに治療した患者様は50例近くになります。これだけ多くのコロナ陽性患者様を受け入れてきた病院は、県内でもほとんどありません。現在は、新型コロナウイルス感染症の拡大を見据えた医療体制「神奈川モデル」の高度医療機関として、主に重症の患者様を中心に治療を行っているため、入院数は一時期に比べ大分少なくなってきています。この間、現場のスタッフが感染予防対策を徹底して行ってきたため、今日までスタッフおよび他の患者様に、一人の院内感染も出さずに危機的な状況を乗り越えてまいりました。市民の皆様方と同様、当院のスタッフも感染への不安を抱えながら、細心の注意を払って診療にあたっているということを、どうぞご理解ください。

 また、当院は救命救急センターを併せ持つ地域の基幹病院でもあります。したがって、コロナ陽性患者様だけではなく、救急患者様はもとより、その他様々な医療を必要とする地域の患者様を受け入れて治療するという使命を持っています。コロナ陽性患者様が院内で治療を受けていることで、院内感染を心配される方もいらっしゃるかと思いますが、当院では陽性患者様と一般の患者様の動線が交わることの無いようエリア分けを厳格に行い、感染防止策を徹底しておりますので、どうぞご安心して受診してくださるようご案内致します

  防護具が不足する中、大勢の市民の方、企業の皆様からマスクをはじめ数多くの温かいご支援を頂きましたこと、この場を借りて心より御礼申し上げます。今後も行政の支援の下、藤沢市医師会・歯科医師会ならびに近隣の医療機関と連携を図りながら、市民の健康を守るため、スタッフ一同、安全で質の高い医療を提供するよう努めてまいります。


藤沢市民病院    

院長  常田 康夫