

経歴:
愛知県生まれ
平成13年 防衛医科大学校卒業
日本医学放射線学会 専門医
一般的には放射線科といったほうが馴染みがあるかもしれません。「レントゲンを撮っている人?」と思われる方も多いかもしれませんが、実際撮影しているのは診療放射線技師の方々です。
画像診断科医は、主に院内で撮影されたX線写真、CT、MRI、超音波、核医学の画像診断を行っています。量は多い日で約400件にも及び、その中で緊急性の高いものから優先的に診断を行っています。現在の医療は画像診断なくして成り立たず、自分たちの読影が医療の質の向上や安全に寄与している自負を持って日々の診療を頑張っています。私は実際に対面で患者さんと接する機会は他の医師に比べ圧倒的に少ないですが、X線透視を用いて低侵襲で治療を行うIVR(アイ・ヴィ・アール)も行っており少しでも治療に貢献できればと考えています。
ひとつは、大学を卒業して専攻を決める際に「将来診療所勤務になっても、放射線科なら本一冊あれば知識が増え役に立つよ」とアドバイスをもらったことでした。撮影された写真を見てどんな病気を思いつけるかが画像診断医の真骨頂だといわれたことも、楽しそうだと思いました。 二つ目は、切らずに治す治療があると学生時代に講義で熱く語っている講座があり、それが放射線科でした。「お腹を開けず、病気を治す」様々な機材を用いて癌を治したり、出血を止めたり、詰まった血管を広げたり・・・etc多彩な技を魔法のように繰り出し無限の可能性を当時感じました。 現在もまだまだ修行中ですが、これからも少しは皆様のお役に立てればと今後も楽しく続けていけそうで自分の専攻が間違っていなかったなと思っています。
アメリカでは医師に対する医師という意味で、放射線科医に対して使われることがあるようです。臨床医は非常に忙しく、現在の多様化する画像検査に対してすべてにプロフェッショナルであることは、最近難しくなっています。どういった病気に対してどういった画像検査が最も効率的であるか?次にやる最も有効な検査は何か?といったことを一緒に考えていくのも画像診断医の仕事です。
あまり、知られていないことですが、放射線科医は吐血や下血や交通事故で救急外来に受診された際にオンコールで呼ばれることがあります。縁の下の力持ちなだけではなく、患者さんの要望に直接応えられることもできる放射線科医として、日々精進していこうと思っています。