眼科

診療内容

眼科外来

眼科外来

当科では常勤医師4名が診療にあたり、視能訓練士5名が眼科検査を行っています。
眼疾患一般に対応し、白内障をはじめとして様々な眼疾患を治療しています。

外来診療は平日毎日行っておりますが、診察前の眼科検査や散瞳薬の使用(瞳を大きくして眼の奥を見えやすくするため)に時間を要することに加え、多くの患者さんを診察しなければならないため、診察までお待ちいただく時間が長くなることがあります。

また、散瞳後は視界が見えづらくなるため、公共交通機関で通院いただくか、自家用車でお越しの方は運転できる付き添いの方の同伴をお願いいたします。

月曜日、水曜日、金曜日には手術治療も行っております。 当科は基本的に主治医制を取っておらず、スタッフ間で情報共有し診療にあたっています。そのため、新患の方が科長宛の紹介状を持参された場合であっても、初診時は新患担当医が診察いたしますのでご了承ください。当科を初めて受診される際には、診療所等の紹介状を持参の上、予約を取ってからお越しいただくようお願いします。

当科では藤沢市内やその他地域の眼科診療所と地域医療連携を行っているため、状態の安定している方は地域の眼科診療所に紹介させていただくことがございます。

~主な疾患と治療について~

白内障

白内障は当科で扱う疾患の中で最も多い疾患です。水晶体が混濁する疾患です。多くは加齢性ですが、その他に薬剤性や先天性のものもあります。白内障は自然に治らず、進行して視力が下がってきた場合の治療は手術治療になります。

水晶体

白内障の手術は超音波装置で白内障を乳化吸引し、代わりに人工のレンズを挿入する手術です。当科では2020年6月現在、単焦点レンズを用いた白内障手術を行っております。 選定療養として行う多焦点レンズの手術は取り扱っておりません。白内障手術は入院手術で行っております。平日入院で白内障手術を受ける方は入院日に合同説明会、休日入院で白内障手術を受ける方は外来で手術説明会を設けております。

緑内障

緑内障は視神経が慢性的に進行され視野が狭窄する疾患です。現在の医学では完治できませんが、眼圧を下げることで進行を遅らせる治療を行います。慢性進行性の病気のため薬物治療や手術治療を行って眼圧を下げても進行する病気です。当科では点眼による薬物治療や、薬物治療によっても眼圧上昇がみられる場合に手術治療を行っております。従来から行われている緑内障手術に加え、近年全国的に行われるようになったMIGS(micro-invasive-glaucoma-surgery;低侵襲緑内障手術)にも力をいれて治療を行っております。

裂孔原性網膜剥離

網膜に裂孔ができるために生じる網膜剥離です。好発年齢は20歳代と50歳代にあります。飛蚊症を自覚し、その後に視野が狭くなり視力低下を来します。初期にはレーザーで治療できることがありますが、進行したものは入院手術が必要になります。手術には硝子体手術と呼ばれる眼内からアプローチする方法と、網膜復位術(バックリング手術)と呼ばれる眼外からアプローチする方法があります。網膜剥離の状態によって術式は異なりますが、硝子体手術を選択することが多いのが現状です。

糖尿病網膜症

眼科外来処置室

眼科外来処置室

糖尿病により網膜の血管障害が生じることで網膜に出血や浮腫を引き起こす疾患です。初期には無症状ですが、進行すると眼内の大きな出血や網膜剥離をきたすことがあります。そのため血管障害が起き循環が悪くなった網膜に対するレーザー治療や、網膜の浮腫を改善させる硝子体注射(眼球内に薬物を注射する治療)等が必要になります。硝子体注射は外来処置室で2020年6月現在日帰り手術を行っております。また進行した糖尿病網膜症に対して入院での手術治療を行うことがあります。

上記以外の疾患

  • 炎症性疾患(角膜炎、ぶどう膜炎、強膜炎)
  • 網膜疾患(網膜血管閉塞症、黄斑円孔、黄斑上膜)
  • 視神経疾患(視神経炎、虚血性視神経症)
  • 小児眼科(斜視、弱視等)
  • 眼瞼下垂
  • 眼瞼内反症
  • 眼瞼痙攣
  • 翼状片
  • 眼外傷
  • など各種疾患に対応しております。

当科の特色

眼科専門医を中心として入院での手術治療、薬物治療が必要な方の診療、外来処置が必要な方の診療を主に行っております。手術は白内障手術を始めとして多くの眼科手術を行っております。また小児の斜視や弱視の治療も積極的に行っております。加齢黄斑変性症については現在当科での治療は行っておりません。当科は日本臨床眼科学会の眼科専門医研修施設に認定されており大学病院からの医師の受け入れも行っております。また視能訓練士の実習生も多く受け入れております。

診療実績

2019年度の手術件数を示します。(一部重複有り)

手術名 件数
白内障手術 869件
網膜硝子体手術 81件
眼内レンズ縫着・強膜内固定 5件
網膜復位術 3件
緑内障手術 19件
斜視手術 14件
翼状片手術 12件
眼瞼下垂手術 10件
眼瞼内反症手術 8件
結膜腫瘍切除 13件
結膜弛緩症手術 3件
眼窩脂肪ヘルニア切除 1件
霰粒腫摘出 4件
睫毛電気分解 2件
眼球破裂強膜縫合 1件
角膜裂傷縫合 1件
硝子体注射 170件
ケナコルトテノン嚢下注射 30件

入院での内眼手術を中心に数多くの処置を行っております。ほとんどは局所麻酔の手術ですが小児の斜視手術や、侵襲の大きい手術は全身麻酔で行っております。これまで手術室で行っていた硝子体注射、ケナコルトテノン嚢下注射については2020年6月現在、眼科外来処置室で行うシステムに変更いたしました。

スタッフ

役職 氏名 専門領域 専門医/認定医
医長 石戸岳仁 一般眼科、白内障
網膜硝子体、緑内障
日本眼科学会眼科専門医
ボトックス注射認定医
身体障害者福祉法第15条指定医
神奈川県難病指定医
  小島一樹 一般眼科、白内障 日本眼科学会眼科専門医
  佐藤慧一 一般眼科  
  村瀬絢香 一般眼科  
非常勤医師 井上克洋    
非常勤医師 中里鳳銘    
非常勤医師 石戸みづほ    
非常勤医師 佐藤美紗子    

外来予定表

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前

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石戸
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村瀬

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午後

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初診は午前外来となります。