医療事故等の公表について

平成22年度藤沢市民病院医療事故等の公表について

 藤沢市民病院では、医療の透明性を高め、市民・患者さんの知る権利に応えるなど、社会的責任を果たすことを目的として、平成17年9月に「医療事故公表基準」を策定いたしました。
 この公表基準に基づき、平成22年度の医療事故等を一括公表いたします。

平成23年6月13日
院長 城戸泰洋

平成22年度 医療事故等発生件数

(平成22年4月1日〜平成23年3月31日)

医療事故等の件数と代表的事例

レベル 件数 代表的事例と対応策
0
及び
1
935

<与薬(384)>
・朝食後与薬を済ませたが、再度、医師からの指示内容を確認したところ、実施日を1日早めてしまったことに気付いた。
〔対応策〕
与薬の実施日を必ず指示簿で確認するよう指導徹底した。

<転倒・転落(233)>
・物音がしたため訪室すると、患者が病室の床に倒れているのを発見した。患者は鎮静剤が投与された後で、ふらついてベッドから滑り落ちていた。
〔対応策〕
鎮静剤投与後は、観察のため頻回に訪室することを周知した。

<処置・検査(60)>
・尿をためる(尿全量を調べる)畜尿検査の指示を受けていたが、検査伝票を別な場所に保管していたため、検査指示日に畜尿検査が実施されなかった。
〔対応策〕
指示受け時の伝票処理を確実に実施することを徹底した。

<食事(38)>
・内視鏡検査で遅食指示であったが、配膳してしまい食事介助中に気が付いた。検査は遅れて実施された。
〔対応策〕
配膳の情報をもとに確実に配膳するよう指導した。

<その他(220)>
・書類を手渡す際、封筒の患者氏名欄に別の患者の名前を書いて渡してしまった。
〔対応策〕
封筒の宛名を書く際には、声出しでの確認を徹底した。

2 46

・手術直後の患者にグローブを装着してドレーン・チューブの拔去を防止していたが、患者が不穏状態となり3本挿入していたドレーン・チューブをすべて外してしまった。
〔対応策〕
 患者の状態に注意し、ドレーン挿入部の固定を確実に行い、観察を強化した。

・家族の介助でトイレへ行き、トイレで転倒し、口腔内を負傷し出血した。
〔対応策〕
介助不慣れな家族に対しては、介助方法について十分に説明することとした。

3 10

・面談室で、患者の点滴中の針が抜けていたのに気付き、緊急処置としてアルコール綿で消毒し再挿入したが、アルコールに対するアレルギーにより皮膚炎を起こした。
〔対応策〕
緊急処置をするときこそ、患者と共に確認することを改めて徹底した。

・外来患者が検査終了後に靴を履こうとして、検査台から滑り落ち、肋骨を骨折した。
〔対応策〕
患者が起き上がり、履き物を履くまで見守り、必要に応じて介助することを徹底した。

4 0 該当なし
5 0 該当なし
合計 991  

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医療事故等のレベル

 医療事故等の内容に応じて、そのレベルを次のとおり設定する。レベル0〜1はインシデント、レベル2〜5がアクシデント

区分 内容
レベル0 ・間違った行為が実施される前に気がつき、患者には実施されなかった場合
レベル1 ・間違った行為が実施されたが、患者には変化が生じなかった場合
レベル2 ・事故により、患者に何らかの影響を与えた可能性があり、観察の強化や検査の必要性が生じた場合
レベル3 ・事故により、患者に何らかの変化が生じ、治療・処置の必要性が生じた場合
・事故により、軽・中度の障害が発生し、あるいは軽・中度の後遺症が残る可能性が生じた場合
レベル4 ・事故により、深刻な病状の悪化もしくは治療の経過への重大な影響をもたらした場合
・事故により、生活に影響する高度の後遺症が残る可能性が生じた場合
レベル5 ・事故が死因となった場合

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