どうしたら 運動(うんどう)が 得意(とくい)になるの？

　「ゴールデンエイジ」という 言葉(ことば)を 知(し)っていますか？
　ゴールデンエイジとは、 運動(うんどう)がとてもよくできるようになる 特別(とくべつ)な 時期(じき)のことです。１ 回目(かいめ)は１〜６ 歳(さい)、２ 回目(かいめ)は９〜１２ 歳(さい)、３ 回目(かいめ)は１５〜２２ 歳(さい)の 時(とき)にやってきます。
　この 時期(じき)に 色々(いろいろ)な 運動(うんどう)をすると、 運動(うんどう)のやり 方(かた)をすぐに 体(からだ)が 覚(おぼ)えてくれるようになるのです。

　「 走(はし)ったり、 飛(と)んだり、 投(な)げたり、 蹴(け)ったり、 泳(およ)いだり、 坂道(さかみち)などバランスの 悪(わる)いところで 遊(あそ)んでみたり、 飛(と)びながら 回転(かいてん)したり、 何(なに)かによじ 登(のぼ)ってみたり」
　 普段(ふだん)みんなが 遊(あそ)びの 中(なか)でしていることを、いろいろな 場所(ばしょ)でやってみることが 大切(たいせつ)です。また２つ、３つの 運動(うんどう)を 同時(どうじ)に 行(おこな)うこともとても 大事(だいじ)です。
　こんなふうに 体(からだ)を 全部使(ぜんぶつか)って 運動(うんどう)することで、 運動(うんどう)のやり 方(かた)を 体(からだ)が 覚(おぼ)えてくれるのです。

その１　 走(はし)る 前(まえ)にこんなことをやってみよう！

その 場(ば)で、 足踏(あしぶ)みをします。これ 以上(いじょう) できないくらい 速(はや)くするのがコツです。
体(からだ)に 速(はや)く 動(うご)くことを 覚(おぼ)えこませましょう（３〜５ 秒(びょう)くらい）。

足(あし)を 前後(ぜんご)（じゃんけんのチョキ）に 開(ひら)いてそのままジャンプ。
空中(くうちゅう)で 反対(はんたい)のチョキを 作(つく)ったら、 最初(さいしょ)のチョキに 戻(もど)して 着地(ちゃくち)。
走(はし)っているときに 足(あし)を 速(はや)く 入(い)れ 替(か)えることが できます。

その２　やっぱり 足(あし)が 速(はや)くなりたい。リレーの 選手(せんしゅ)になろう！

目線(めせん)：まっすぐ 前(まえ)を 見(み)ましょう（まっすぐに 走(はし)ることができます）。
姿勢(しせい)： 背筋(せすじ)をまっすぐ　お 腹(なか)にぐっと 力(ちから)を 入(い)れて 走(はし)りましょう。
腕(うで)の 振(ふ)り 方(かた)：ひじを９０ 度(ど)に 曲(ま)げて、 手(て)のひらは 軽(かる)く 開(ひら)いて、 脇(わき)を 締(し)めて 前後(ぜんご)にまっすぐ 振(ふ)りましょう。

背骨(せぼね)の上(うえ)の方(ほう)で 手(て)の 甲(こう)と 甲(こう)をくっつけた 姿勢(しせい)で、 手(て)をストンと 下(した)におろす。これが 走(はし)るときの 姿勢(しせい)です。 首(くび)すじからおしりにかけて Ｓ(エス) 字(じ)になるようにしましょう。

スタートの 姿勢(しせい)のときは 頭(あたま)から足(あし)までをまっすぐにして、 手(て)をだらんとさせます。よけいな力(ちから)が入(はい)るので、グーにして 前後(ぜんご)に 出(だ)すのはやめましょう。

ひざを 上(うえ)に 上(あ)げるのではなく、 前(まえ)にピュンと 出(だ)すイメージで 走(はし)りましょう。 ひざを 前(まえ)にピュンと 出(だ)したら、 足裏(あしうら) 全体(ぜんたい)で 体(からだ)の 下(した)に 足(あし)をつくように 着地(ちゃくち)します。 ゴールで 止(と)まってはいけません。 駆(か)け 抜(ぬ)けましょう。