大越小学校(おおこししょうがっこう)
〜 桜(さくら)の 木々(きぎ)に 囲(かこ)まれて〜

　 大越小学校(おおこししょうがっこう)は、１９７１ 年(ねん)４ 月(がつ)、 市内(しない)で２１ 番目(ばんめ)の 小学校(しょうがっこう)として「おっ 越(こし)」の 地(ち)につくられました。このあたりは、 市(し)のちょうど 中心地(ちゅうしんち)にあたります。 当時(とうじ)は１ 年生(ねんせい)から５ 年生(ねんせい)まで１４クラス、 児童数(じどうすう)５４７ 人(にん)、 先生(せんせい)・ 事務員(じむいん)２１ 人(にん)でスタートしました。
　７５ 年(ねん)にはプールが 完成(かんせい)し、７９ 年(ねん)には 児童数(じどうすう)が１２００ 人(にん)を 超(こ)えました。クラス 数(すう)は２９クラスとなり、 校舎(こうしゃ)も 大(おお)きくなりました。
　 今(いま)では 校舎(こうしゃ)の 耐震工事(たいしんこうじ)も 終(お)え、 児童数(じどうすう)は６８０ 人(にん)ほどです。この３ 月(がつ)までに、 総勢(そうぜい)５１８２ 人(にん)が 大越小学校(おおこししょうがっこう)を 卒業(そつぎょう)しました。

きれいな 桜(さくら)がいっぱい！

　 大越小(おおこししょう)には、たくさんの 桜(さくら)の 木(き)があります。 特(とく)に 校門前(こうもんまえ)の 桜(さくら)のトンネルは 見事(みごと)で、 毎年(まいとし) 春(はる)のひと 時(とき)を、 美(うつく)しいピンク 色(いろ)でいろどっています。

昔(むかし)の 情景(じょうけい)がしのばれる 校歌(こうか)　

　 今(いま)から３０ 年前(ねんまえ)、 学校(がっこう)ができてから８ 年(ねん)の 月日(つきひ)がたちましたが、まだ 校歌(こうか)はありませんでした。 当時(とうじ) 校長(こうちょう)で 音楽(おんがく)の 担当(たんとう)もしていた 寺田先生(てらだせんせい)が、 有名(ゆうめい)な 合唱(がっしょう)の 専門家(せんもんか)である 磯部俶(いそべとし)さんに「 校歌(こうか)を 作(つく)ってください」とお 願(ねが)いしてできあがりました。 磯部(いそべ)さんは、 子(こ)どもたちや 先生(せんせい)に 直接(ちょくせつ) 会(あ)って 話(はなし)を 聞(き)いたり、 高学年(こうがくねん)の 児童(じどう)が 書(か)いた 学校(がっこう)の 気(き)に 入(い)っているところのメモを 参考(さんこう)にしながら、 校歌(こうか)を 完成(かんせい) させたそうです。

　１ 番(ばん)の 歌詞(かし)には「 見上(みあ)げる 桜(さくら)が 美(うつく)しい」とあり、 大越小(おおこししょう)じまんの 桜(さくら)の 木(き)が 当時(とうじ)も 変(か)わらず 咲(さ)いていたことがうかがえます。また、「 牧場(ぼくじょう)に 牛(うし)の 声(こえ)もする」とありますが、 学校(がっこう)ができたころは、 周(まわ)りに４つも 牧場(ぼくじょう)があったそうです。ほかにも、２ 番(ばん)には「 江(え)の 島(しま)の 塔(とう)が 光(ひか)ってる」、３ 番(ばん)には「 富士山(ふじさん)も 輝(かがや)いている」とあるように、 磯部(いそべ)さんは、 子(こ)どもたちの 心(こころ)に 残(のこ)るさまざまな 情景(じょうけい)を、 校歌(こうか)の 歌詞(かし)に 取(と)り 入(い)れました。