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2010年5月10日号 広報ふじさわ…市政情報   〔 15 / 17 page 〕

次世代育成支援 後期計画ができました

将来像

愛と信頼にあふれ 子どもが健やかに育つまち ふじさわ
愛と信頼にあふれ 子どもが健やかに育つまち ふじさわ



 市では、2010〜14年度までの5年間の子育て支援や少子化対策の指針となる「藤沢市次世代育成支援行動計画」の後期計画を策定しました。仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を重視するなど、社会の変化をふまえた子育てしやすい環境づくりを目指します。

 計画の重点方針とともに現在の取り組み状況をお知らせします。

問い合わせ 子育て支援課【電話】内線3811、【FAX】(50)8416



後期計画の重点方針を定めました

 前期計画(2005〜09年度)の策定時に比べ、経済・雇用情勢の悪化やライフスタイルの多様化など、子育てや子どもをめぐる環境は大きく変化しています。

 そこで6つの基本目標を柱に、後期計画(10〜14年度)の重点方針を新たに定めました。

1.地域における子育ての支援

〈重点方針〉

☆認可保育所の定員を拡大して待機児童の解消を目指します

☆子育てのための情報提供や相談体制を充実させ、地域性を生かした親子の交流の場をつくります

☆シニア層の活用など、地域ぐるみの子育て支援を進めます

☆子育て世帯の経済的負担を軽減するため、新たな支援策の導入を国・県へ要望していきます

☆空き教室を使った放課後子ども教室の実施など、児童福祉や教育施策と一体化した子どもの居場所づくりを進めます

2.親子の健康の確保及び増進

〈重点方針〉

☆妊産婦の健康維持や母性・父性に関わる育成事業の充実、また特定不妊治療費助成制度の利用を促します

☆産後の育児不安を抱える母親支援に重点を置き、相談・指導体制を充実していきます

☆食育の推進に総合的に取り組みます

☆国・県と連携して周産期医療や小児医療の体制を充実させ、障がいや疾病などのある子どもへの対応を含め、各種医療費助成制度の利用を促します

☆思春期保健対策の充実に取り組みます

3.豊かな心を育(はぐく)む教育環境の整備

〈重点方針〉

☆子どもの生きる力を育む教育環境を確保し、教育を受けるための経済的支援に取り組みます

☆若者の子育て意識の醸成や、家庭の教育力の向上に取り組みます

☆子育てにかかわる地域ネットワークの輪を広げ、地域の子育て力を向上させます

4.子育てしやすい生活環境の整備

〈重点方針〉

☆子ども関連施設の整備充実を計画的に進めます

☆市民総ぐるみの交通安全対策や防犯ネットワークづくりを推進します

5.仕事と家庭との両立の推進

〈重点方針〉

☆子育て中の母親のための就労環境づくりを、事業所などに積極的に働きかけます

☆子育て支援への意識を高める施策を通じて、地域全体に「ワーク・ライフ・バランス」の考え方を広めます

☆仕事と育児の両立支援のための保育サービス、子育て支援サービスの提供に努めます

6.援助が必要な児童への取り組みの推進

〈重点方針〉

☆関係機関や地域との連携を強化し、虐待の早期発見から発生後のフォローまで、総合的な支援体制づくりをします

☆就業支援制度などの充実を国・県に要請し、ひとり親家庭などの支援に取り組みます

☆障がい児施策の充実に取り組みます



職場でも考えましょう 仕事と家庭の両立

 昨年、次世代育成支援対策推進法が一部改正され、地域や職場でも仕事と子育ての両立できる環境づくりに取り組むよう規定が強化されました。

 301人以上(2011年4月1日以降は101人以上)の従業員がいる企業は、雇用環境の整備などの行動計画を策定することが義務づけられています。

※ 規定以下の規模の企業にも努力義務が課せられています



計画的に取り組んでいます!

 藤沢市次世代育成支援行動計画では、数値目標を決めて計画を進めています。

 後期計画では、保育サービスの利用希望や将来の就労希望などのアンケート調査に基づき、2014年度までの目標事業量を右表の通り設定しました。



09年度はこんな事業に取り組みました

★「藤が岡つどいの広場」の開設準備(2010年4月にオープン)。公民館などで行われている子育て支援活動に対して助成を行う地域子育て支援活動推進助成事業(藤沢版つどいの広場)の実施

★病児・病後児の預かりや出張などによる宿泊の預かり事業を新たに実施

★小児医療費の入院・通院医療費助成の対象を、0歳〜就学前児童までを小学6年生までに拡大

★妊婦健康診査の公費負担回数を10回から14回に拡大

★認可外保育施設を利用する児童の保護者を対象に保育料を助成

★生後4カ月の子がいるすべての家庭を訪問し、保健・育児指導をする「藤沢市こんにちは赤ちゃん事業 ハローベビィ訪問」を開始

★特に支援が必要な家庭に対する「養育支援訪問事業」を開始

藤沢市次世代育成支援行動計画 後期計画の目標事業量

事業名 2009年度まで の実績 2014年度の目標事業量
通常保育事業 3歳未満 認可保育所定員 1,552人 認可保育所定員 1,932人
家庭的保育 0人 家庭的保育 30人
3歳以上 認可保育所定員 2,520人 認可保育所定員 2,870人
家庭的保育 0人 家庭的保育 15人
認可保育所定員 4,072人 認可保育所定員 4,802人
家庭的保育 0人 家庭的保育 45人
延長保育事業 30分延長 5カ所 630人 -
午後7時まで 29カ所 3,262人 午後7時まで 37カ所 3,765人
午後8時まで 2カ所 150人 午後8時まで 7カ所 667人
午後9時まで 1カ所 30人 午後9時まで 3カ所 370人
37カ所 4,072人 47カ所 4,802人
夜間保育事業 1カ所 定員 30人 3カ所 定員 100人
トワイライト
ステイ事業
- 1カ所 定員 6人
休日保育事業 1カ所 定員 10人 3カ所 定員 30人
病児・病後児
保育事業
1カ所 定員 4人 3カ所 定員 14人
放課後児童
健全育成事業
43カ所 定員 2,868人 50カ所 定員 3,260人
地域子育て
支援拠点事業
ひろば型 2カ所  国基準 4カ所 
藤沢版 13カ所
センター型 2カ所 4カ所
一時預かり事業
(一時保育、特定保育を含む)
9カ所 定員 90人 12カ所 定員 120人
ショートステイ事業 - 1カ所
ファミリー・サポート
・センター事業
1カ所 1カ所

◆用語解説◆

◎通常保育事業…

待機児童の解消に向けた定員の拡大

◎延長保育事業…

通常開所時間外の保育所の拡大

◎夜間保育事業…

夜間保育所増設の推進

◎トワイライト事業…

保育園などで夜間、子どもを預かり生活指導や食事を提供

◎休日保育事業…

日曜日、祝日の保育の実施

◎病児・病後児保育事業…

病気(回復期)の児童を保育所や病院の専用スペースで一時的に保育

◎放課後児童健全育成事業(児童クラブ)…

昼間、保護者のいない児童に遊び場や生活の場を提供

◎地域子育て支援拠点事業(ひろば型)…

子育て中の親子の交流、育児相談・情報の提供など

◎地域子育て支援拠点事業(センター型)…

子育て中の親子の交流や育児相談、子育て情報の提供、子育てサークルの育成・支援

◎一時預かり事業…

冠婚葬祭、保護者の疾病・入院に伴う緊急・一時的な保育サービスを実施

◎ショートステイ事業…

保護者が疾病などの理由により家庭での子どもの養育が困難になった場合、保育園などで一時的に養育

◎ファミリー・サポート・センター事業…

子どもを預かることができる会員が、子どもを預けたい親を一時的に援助する会員制の組織
(有償ボランティア制)



計画書をご覧になれます

 「次世代育成支援行動計画後期計画」は、子育て支援課、各公立保育園、各市民図書館・図書室、子育て支援センター、ファミリー・サポート・センター、各つどいの広場でご覧になれます。

 市民相談情報センター、文書館では閲覧のほか、有償頒布も行っています(一部1000円)。

※市のホームページの子育て支援課のページからもご覧になれます



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