オンブズマン制度2010年度運営状況

　市民の皆さんからあげられた市政に関する苦情を、公正中立な立場で簡易迅速に処理するオンブズマン制度について、運営状況の概要をお知らせします。

10年度運営状況の概要

◎苦情申し立てなどの受け付け状況

　10年度に藤沢市オンブズマンが受け付けた苦情申し立てなどの内容と件数は下表（ア）の通りです。

　また苦情申し立ての方法の内訳は下表（イ）の通りです。

　地区別では片瀬、鵠沼、村岡、藤沢、長後の各地区から複数、辻堂、善行、遠藤、御所見から各1件の苦情申し立てがありました。

　行政組織別の苦情件数と内容は下表（ウ）の通りです。

◎苦情申し立ての処理状況

　10年度の苦情処理件数と状況は下表（エ）の通りです。

　また処理を終了したものの内訳は下表（オ）の通りです。

　苦情申し立ての処理にかかった最短日数は９日、最長日数は６８３日、1件当たりの平均処理日数は１３４．４日となっています。

勧告･意見表明

　10年度は、オンブズマンの発意に基づいた調査の結果、行政に対する勧告を１件行いました。内容は左下表（カ）の通りです。意見表明はありませんでした。

巡回オンブズマンの実施

　市民の利便性とオンブズマン制度の一層の周知・定着を図る必要から、各市民センター・公民館にオンブズマンが出張する｢巡回オンブズマン｣を実施しています。10年度の実施状況は左下表（キ）の通りです。

10年度運営状況報告書の閲覧

　オンブズマン事務局、市政情報コーナー、文書館、各市民センター・公民館・市民図書館で閲覧できるほか、市のホームページのオンブズマン事務局のページでもご覧になれます

（ア）苦情申し立てなどの受け付け状況

内容	件数
相談	105
視察	0
他市からの問い合わせ・資料請求	74
苦情申し立て	23
オンブズマンが事情聴取を行ったもので苦情申し立てとならなかったもの	8
発意調査	1
合計	211

（イ）苦情申し立ての方法

（ウ）組織別・内容別苦情申し立て受け付け状況

区分	件数	構成比	内容〈件数〉
経営企画部	2	8.7％	住宅用太陽光発電補助金〈1〉、情報公開に係る市の対応〈1〉
財務部	4	17.4％	住宅用地特例不適用〈1〉、市県民税納入通知書の様式〈1〉、納税催告書〈1〉、市県民税納付方法の選択〈1〉
保健福祉部	5	21.7％	生活福祉課職員対応〈1〉、保険年金課職員対応〈1〉、障がい福祉課職員対応〈1〉、市営住宅申込者に対する国民健康保険料の未納の通知方法〈1〉、保健所対応〈1〉
環境部	1	4.3％	リサイクル家具の販売〈1〉
計画建築部	2	8.7％	市営住宅ユニットバス化周知〈1〉、市営住宅管理人〈1〉
市民病院	4	17.4％	支払い延期願い〈1〉、病院長名文書回答〈1〉、ＣＴ画像改ざん〈1〉、医師の意見書〈1〉
教育委員会	2	8.7％	美術展開催の実行委員会人事〈1〉、給食費（牛乳代）の返金〈1〉
その他	3	13.0％	フォームメール不到達〈1〉、自宅隣空き地の雑草について〈1〉、労働基準監督官の不作為〈1〉
合計	23	/

（エ）苦情申し立ての処理状況

（オ）処理を終了したものの内訳

内容	件数
苦情申し立ての趣旨に沿ったもの	5
苦情申し立ての趣旨に沿えなかったもの	8
調査中止・打ち切り	2
市の機関の業務執行および職員の行為でないものなど、オンブズマンの所管外事項であったために調査をしないとしたもの	10

（カ）行政に対する勧告を行った内容

実施年月日	対象機関	内容	調査の趣旨
11年2月2日	市長	「藤沢市の公の施設の利用における市および関連団体の優先使用の確保」についての勧告	藤沢市民会館（公の施設）の使用について市およびその関連団体などによる優先使用の確保が行われている運用には問題があることから、オンブズマンの自己発意に基づく調査を行った

（キ）巡回オンブズマン実施状況

※2011年3月の巡回オンブズマン（遠藤市民センター）は、東日本大震災の影響により中止

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