いざという時に備えるために… 地震・津波対策避難訓練を実施しました
今後発生するかもしれない大地震。いざというときのために、1人1人が身を守る方法を日頃から意識しておくことが大切です。7月の地震・津波対策避難訓練のアンケートと今後の対策の一部を紹介します。
このような訓練を行いました
7月3日午後1時30分、相模湾を震源としたM 7.9の大地震が発生したと想定し、地震・津波対策避難訓練を実施しました。対象を地震発生時行動訓練は全市域、津波避難訓練は片瀬・鵠沼・辻堂の一部とし、参加者は自らの判断で避難することを目的として行いました。
訓練で市民の皆さんが実際に避難し、避難経路や所要時間を確認することで、いざというときに備えます。
アンケートを実施しました
津波避難訓練の参加者から災害時に必要な情報伝達や避難状況などについて聞き、訓練に参加した感想や意見を今後の津波対策や津波対策避難訓練に生かすためアンケートを実施しました。「防災行政無線からのサイレン音は聞こえましたか」、「どこに避難しましたか」など13項目の質問をし、2452世帯3823人から回答がありました。
◎アンケートにおける主な感想・意見
☆ 実際の避難に不安を感じる
☆ 防災意識が高まった・役に立った
☆ 災害時要援護者についての不安
☆ 訓練を土日にもやってほしい
☆ 訓練の内容を充実してほしい
☆ 防災行政無線について改善を図ってほしい
アンケートを踏まえた今後の津波対策について
アンケートではさまざまな意見が集まりました。今後の津波対策の一部を紹介します。
☆地域人口と津波避難ビル収容人数の検証について
昨年度の訓練参加者から「津波避難ビル内を確認したい」との意見が寄せられたため、今年度については許可を得た浸水想定区域内の津波避難ビル内への避難を行いました。
また、今年度中に藤沢市津波避難計画を定め、来年度に地域ごとの津波避難計画を市民の皆さんと共に策定する予定です。
☆避難場所・津波避難ビルの拡大について
津波避難ビルの拡大については、今年度施行した特定開発事業等に係る条例の改正などにより、対象地域において新たなビルを建築計画する際の津波避難ビルに関する協議の義務付けや、津波避難施設として屋上フェンスや外付け階段などを設置する場合に市が補助金交付を行うなど、津波避難ビルの指定や設備の充実を図ります。
また、今年度から津波避難ビルに避難者用簡易トイレの配備を進めています。
☆防災行政無線について
防災行政無線は、屋外にいる方を対象に放送しており、放送の冒頭がチャイムであれば情報の周知放送、サイレンであれば津波警報などの緊急放送としています。
今後は、音声などが聞こえにくい地域の改善に向け、高性能スピーカーや個別の地震津波警報機などの導入を検討しています。
なお、防災行政無線で放送した内容は放送終了後に電話でも聞くことができます。
〈テレドーム【電話】0180(994)144〉
※アンケート結果および今後の対策についての詳細は、防災危機管理室、各市民センター・公民館で閲覧できます。
また、市のホームページの防災危機管理室のページでもご覧になれます
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