20歳になったら国民年金

　日本に住んでいる20～59歳の全ての方は、国民年金に加入し、保険料を納めることが義務付けられています。

　自営業者・学生・フリーターの方などが20歳になったときは、国民年金加入の手続きが必要です。また厚生年金や共済組合の加入者（第2号被保険者）に扶養されている配偶者が20歳になったときは、第2号被保険者の勤務先を経由して加入の手続きを行うことになります。なお20歳前に就職して厚生年金などに加入している方は、第2号被保険者となっていますので加入手続きは不要です。

　国民年金は、老後の生活保障となる老齢年金だけでなく、病気やけがで障がいを負って働けなくなるなど、一定の障がいの状態にある間は障がい年金が、また万一本人が亡くなったときは、残された家族に遺族年金が支給されます。ただし、保険料の納め忘れがあるとこれらの年金が受けられないこともありますので、「あのときに…」と後悔する前に国民年金の加入手続きをして、保険料を納めましょう。