一人暮らしの家庭や、昼間一人で留守番をしている高齢者に対し、訪問販売で屋根のリフォーム工事や布団販売の契約をさせるトラブルが増えています。
事例
5年前に訪問販売で、400万円で屋根と外壁、雨戸などの塗装を契約した。今年になって、そのときの担当者が点検と言って訪れ、サッシ回り、ベランダなどの塗装が必要と指摘され、約70万円の見積もりを渡された。工事契約にサインしたが、後で見直したら以前の塗装会社と会社名が違っている。
トラブルに遭わないために
以前契約した訪問販売の業者は、現在は営業を行っていませんでした。以前の担当者が個人情報を持って新たな会社に移り、点検と言って訪問したと思われます。内容に不安を感じる場合は、クーリング・オフの期間内であれば通知をして工事を断り、専門家に相談して工事が必要かどうか確認しましょう。
他にも、布団の点検をすると言って訪問し、高額な契約をさせるトラブルも増加しています。
○過去に悪質商法の被害に遭った高齢者の個人情報が業者間に出回っている可能性があり、家族や周囲の方の見守りが必要です
○契約を急がせる業者は要注意です。家族や知り合いに相談しましょう
○訪問販売の場合、工事の開始後や布団の使用後でも、クーリング・オフ期間内であれば解約できます。勧誘方法に問題があれば、クーリング・オフ期間を過ぎても解約できる場合があります
○不審に思ったら、消費生活センターにご相談ください
○リフォームに関する相談は、住まいるダイヤル【電話】0570(016)100〈IP電話などからは【電話】03(3556)5147〉で受け付けています〈平日午前10時~午後5時〉
問い合わせ
消費生活センター【電話】内線2592、【FAX】(50)8409〈午前9時~正午、午後1時~4時〉