築年数が経過した住宅の点検商法の相談が増えています。

事例1

「近所の屋根工事で来たが、お宅の屋根瓦がずれているのが見えた」と、業者が訪問して来た。点検を依頼したところ、「修理しないと屋根瓦が飛んでしまう」と言われ、高額な工事を勧められた。

事例2

　無料で排水管を点検すると電話があり、点検してもらった。「詰まりがひどいので、このまま放置すると高額修理が発生する」と言われ、高額な水回りの工事の契約をしてしまった。

トラブルに遭わないために

　事例の他に、シロアリ・床下の湿気などの点検商法があります。「無料で点検」などと訪問してきて、不安をあおって契約をさせます。

　訪問販売の場合は、8日間のクーリングオフが可能です。一度契約すると次々と契約を迫られることもあるので、安易に家に業者を入れないようにしましょう。急がされても、その場で契約せずに周囲の人に相談しましょう。必要がある場合は複数の業者に見積もりを取り、慎重に検討しましょう。

住宅全般の相談窓口

　住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」【電話】0570（016）100〈平日午前10時～午後5時〉

問い合わせ

　消費生活センター【電話】内線2592、【FAX】（50）8409〈午前9時～正午、午後1時～4時〉