インターネットの旅行予約サイトを利用して、トラブルになった相談が増えています。

事例

　海外旅行業者のサイトで2カ月先の海外ホテルの宿泊予約をした。1時間後、さらに割安なホテルが見つかったので、すぐに解約のメールを送ったところ、全額のキャンセル料が請求された。2カ月も先の宿泊なのに、全額請求は納得できない。

トラブルに遭わないために

　旅行予約サイトには、国内の旅行業者のサイト、宿泊業者などにネット上の広告スペースを貸しているだけのサイト（契約の相手先は宿泊業者など）、旅行商品比較サイト、海外の旅行業者のサイトなどさまざまな種類があります。

　事例のように、海外の旅行業者の場合は日本の旅行業法の適用がなく、業者の解約条件が適用になります。また業者が倒産しても払い戻しなどの補償を受けることが難しく、日本国内に電話対応窓口がないこともあります。

　旅行の申し込みをする際には、契約の相手は誰になるのか、旅行業登録をしているのかをまず確認しましょう。特に海外の業者の場合は、顧客対応窓口の有無、解約条件などに注意し、契約の際は記録を残しましょう。

問い合わせ

　消費生活センター【電話】内線2592、【FAX】（50）8409〈午前9時～正午、午後1時～4時〉