いよいよ7月24日で、東京2020オリンピック競技大会開催の2年前となりました。オリンピック・パラリンピックをもっと楽しむために、江の島で開催されるセーリング競技を改めて知ってみませんか。
風を読み、順位を競う~セーリング競技のルールを知ろう
セーリングは、帆(セール)が風を受けたときに発生する揚力を動力に、技術を駆使して海上を帆走する競技です。
レース海面に設置されたマークを決められた順序で回り、着順で得点が付与されます。十数回レースを行い、総合得点で順位が決まります。
スタート
風下に設置されたスタートラインから一斉にスタートします。
スタートの5分前からカウントダウンをしているので、最も早いスピードでベストな位置から時間通りにスタートすると、その後の展開が有利になります。
競技コースを航行
セーリングの艇は風上に向かって約45度の方向にしか進むことができません。
選手は風向きを読み、ジグザグに方向を変えながらコースを航行します。
フィニッシュ
1位=1点、2位=2点、というようにフィニッシュした順位が高いほど低い得点を獲得する低得点方式です。
第1レースから最終レースまでの総合得点が、最も低いチームが優勝となります。
みんなで東京2020大会を盛り上げよう
2020応援団 藤沢ビッグウェーブ団員募集中です
2020応援団 藤沢ビッグウェーブは、「オリンピック・パラリンピックに関わりたい!」という気持ちと活動を通じて、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をきっかけにまちを盛り上げていく取り組みです。
2年後の2020年7月24日から始まる東京2020大会を、藤沢から一緒に盛り上げていきましょう。
登録方法
下記のQRコードから、LINE@で友だち登録をするか、2020応援団 藤沢ビッグウェーブのホームページからメールマガジンの登録を行ってください。
セーリング競技にはいろいろな種目があります
東京2020大会のセーリング競技開催種目は、艇種や性別ごとに10種に分かれています。
藤沢ゆかりの選手が活躍する種目を、一部紹介します。
レーザー級・レーザーラジアル級
レーザー級は男子一人乗り、レーザーラジアル級は女子一人乗りの種目です。世界で広く普及しています。
ロンドン2012大会・リオ2016大会日本代表に選ばれた土居愛実選手は、藤沢ゆかりの選手です。土居選手は、2017年8月にオランダで開催された世界選手権で銅メダルを獲得しました。
49er級・49erFX級
49er(フォーティーナイナー)級は男子二人乗り、49erFX級は女子二人乗りの種目です。この級は「水上のF1」とも呼ばれ、非常に速度が出るため、バランスを取ることが難しい艇種です。
リオ2016大会に出場した高橋賢次選手は、ジュニア時代から江の島を練習会場にしてきた藤沢にゆかりのある選手です。
470級
艇の全長が470cmあることから、470(ヨンナナマル)級と呼ばれています。舵と主帆を操る「スキッパー」と前帆を操る「クルー」の二人乗りの種目です。
日本が唯一、オリンピックのセーリング競技でメダルを取ったことがあるのが、この470級です。
リオ2016大会で5位に入賞した吉田愛選手、吉岡美帆選手は藤沢ゆかりの選手です。
フォイリングナクラ17級
オリンピック・セーリング競技種目の中で唯一、男女混合で競い合う種目です。時速50kmを超える高速で、水中翼を駆使して水面から浮き上がる様子から、「空飛ぶヨット」とも呼ばれます。
この種目の藤沢ゆかりの選手として、江の島を拠点に練習している梶本和歌子選手と川田貴章選手のペアなどがいます。
ワールドカップが江の島にやってくる!
9月9日(日)から、江の島でセーリングのワールドカップが開催されます。
オリンピックと同じ艇種が集まり、東京2020大会への参加が見込まれる選手の応援もできます。
競技写真=Sailing’s World Cup Series Enoshima 2018© JUNICHI HIRAI / BULKHEADmagazine JAPAN