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2020年7月10日号 広報ふじさわ…市政情報
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特集 今年も安全・安心な海岸づくりに取り組みます!
今年の夏は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、海水浴場の開設が断念されました。藤沢市夏期海岸対策協議会では、想定されるさまざまなリスクに対応するべく「夏期海岸藤沢モデル2020」を策定し、多くの関係機関と協力しながら安全・安心な海岸を目指します。
問い合わせ 観光シティプロモーション課【電話】内線3421、【FAX】(50)8255
「夏期海岸藤沢モデル2020」とは

●海水浴場が開設されないことによる海岸の無秩序化
バーベキューなどをすることで発生するごみの投棄や、たばこのポイ捨て、不当な営業
●海への入水者の水難事故
入水者の溺水、マリンスポーツとの接触などによるけがなど
●海岸利用者による新型コロナウイルス感染症の拡大
3つの密の回避をはじめとする感染症拡大防止措置
上記の懸念事項への対策
◎藤沢市夏期海岸ルール
海岸利用に関するルールを定め、安全・安心な海岸づくりを推進する
◎海水浴場組合による今夏の海の総合コーディネート
湘南・藤沢の夏の海を知り尽くすエキスパートとして、海岸利用者のマナーアップやライフセーバーとの連携など、海岸の総合的な安全管理を行う
◎ライフセーバーの配置
神奈川県ライフセービング協会に委託し、水難事故などの予防活動、海岸利用者のマナーアップなどを図る
◎「マリンスポーツ自粛エリア」と「マリンスポーツ可能エリア」とのすみ分け
海岸利用者とマリンスポーツの入水エリアを分けることによる事故の防止
◎看板などの設置
海岸利用やマナーアップなど、今夏の利用方法に関する注意喚起
このほかにも市内の多くの企業や団体と協力し、マルチパートナーシップにより海岸利用者の安全・安心を確保していきます。
☆スウィム ビトゥイーン フラッグスの導入
水難事故防止のため、「スウィム ビトゥイーン フラッグス(Swim Between Flags)」を活用します。
スウィム ビトゥイーン フラッグスとは、ライフセーバーが日ごとに風や波の状況・離岸流の発生箇所などを確認し、設置した2つの旗の間を入水範囲とする安全管理手法です。

この手法は、ライフセービング先進国であるオーストラリアやニュージーランドで実施されています。
今夏は管理区域内で赤と黄色の旗を設置し、沖合20m(辻堂海岸は10m)までをマリンスポーツ自粛エリアとします。さらにそのエリアから沖合10mを緩衝エリアとし、誰も立ち入らないエリアとします。旗間ではライフセーバーが監視します。
※当日の海の状況により、設置されない日もあります
 
設置期間
7月18日(土)~8月31日(月)
設置場所
今夏の海岸利用に向けて
このコロナ禍の状況におきまして、感染症拡大防止にご協力いただいている全ての皆様に深く感謝申し上げます。
これから本格的な夏が到来しますが、今年は市内の3つの海水浴場が開設されないことから、感染症拡大防止や水難事故防止のため、関係機関とのマルチパートナーシップによる取り組みとして、海岸利用のためのルールを策定しました。
海岸の秩序維持にあたっては、ルールだけではなく一人一人の思いやりのある行動が大切です。海岸を訪れる際は、ご理解とご協力をいただきますようお願いします。
市民の皆様におかれましては、感染症に構える心を持ちつつ、楽しみながらこの夏を過ごしていただければと存じます。
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