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2020年8月10日号 広報ふじさわ…市政情報    〔 21 / 24 page 〕

こんにちは湘南広域ニュースです

 藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の2市1町で広報の相互掲載をしています。

 今回のテーマは「水」です。

寒川町

日本で最初の県営水道

 寒川町は3つの川が流れ、古くから水とゆかりが深く、宮山には日本で最初の県営水道の水源として整備された県企業庁寒川浄水場があります。藤沢市や茅ヶ崎市のほか、小田原市の一部や逗子市などを含む近隣市11市4町に給水を行っています。

 昭和初期の頃、ほとんどの家庭では私設水道や井戸水を使用していましたが、水質の悪さや人口増による水不足から、県は湘南地域から三浦半島まで給水するため相模川下流から水を取り入れることに決め、その水源地に選ばれたのが寒川村でした。

 寒川浄水場では現在、給水区域の皆さんに安全で良質な水を安定的に供給するため、24時間体制で浄水場を運転するとともに、古くなった設備の更新などにも積極的に取り組んでいます。晴れた日には青く透明な沈殿池にアンテナ鉄塔が映り、背景には圏央道と大山が望めます。

問い合わせ

 寒川町広報戦略課広報プロモーション担当【電話】0467(74)1111、【FAX】0467(74)9141

茅ヶ崎市

水田から突如出現
国史跡・天然記念物「旧相模川橋脚」

 下町屋にある小さな池からニョキっと顔を出す太く短い木。その正体は、相模川をまたぐ橋を支えるために作られた橋脚の保存跡です。

 旧相模川橋脚は、1923年の関東大震災と翌年の余震によって液状化した水田から突如出現しました。直径約60cmほどの太さで、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の家来であった稲毛重成が亡き妻の供養のため、1198年に相模川に架けた橋の橋脚と考えられています。

 大正末期から昭和後期までは人工池で保存されていましたが、長い年月の経過とともに腐朽が進んだため、茅ヶ崎市では2001年から保存整備を開始。池の水を抜き、コンクリート製の筒で橋脚を囲み、現物の真上に精巧な復元模型を設置しました。

 約800年の時代を越えて地域の人々に継承される橋脚は、史跡指定に加え、地震による液状化現象の様子が残る貴重な遺構として国の天然記念物にも指定されています。

問い合わせ

 茅ヶ崎市秘書広報課【電話】0467(82)1111、【FAX】0467(87)6345

藤沢市

洪水を排出する東海道線の避溢橋(ひいつきょう)りょう

 JR東海道線藤沢駅と大船駅の中ほどに線路をくぐる小さなトンネル(宮前避溢橋りょう)があります。車は通れませんが、地元の人がよく使っています。

 かつてこのトンネルには、今では想像しにくい大きな使命がありました。

 昔この辺りは、柏尾川の氾濫原に広がる田んぼでした。そこに土手を築いて1889年に東海道線が開通しました。

 この柏尾川は名だたる暴れ川で、古くは江島縁起の五頭龍(ごずりゅう)と天女(弁天様)の話で洪水などを起こす五頭龍として描かれたほどです。

 特に線路ができてからは、溢れた水が土手の北側に留まるようになり農家を困らせたので、その水を川に落とすため作られたのが避溢橋りょうです。

 今も、トンネル中央部は排水路を通して一段高く、南側の水路に続きます。付近の土手からは水がしみ出ていて、地下水の流れが残っていることがうかがえます。

問い合わせ

 文書館【電話】(24)0171、【FAX】(24)0172



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