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2021年2月10日号 広報ふじさわ…市政情報    〔 21 / 25 page 〕

こんにちは湘南広域ニュースです

 藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の2市1町では、広報紙の相互掲載を行っています。今回は「道」をテーマに、2市1町を紹介します。

藤沢市

多くの道が集まる藤沢宿


「諸国道中旅鏡」大山道図

 藤沢宿は東海道の江戸日本橋から数えて6番目の宿場です。江戸時代に藤沢の賑わいの中心だった藤沢宿の特色の一つに、多くの道が集まる場所であったことが挙げられます。それぞれの道の名前は、藤沢からの行き先の名前が付けられました。東海道を西へ行った、城南の四ツ谷から北西に分かれる大山道(大山阿夫利神社・大山不動尊へ)、南へ下る江の島道(江島神社へ)、遊行寺前で東へ向かう鎌倉道、北へ向かう八王子道(滝山街道)、北西に伸びる厚木道などがあり、観光、流通の中心地となりました。

 これらの道のほかにも、葛原の皇子大神の北側、厚木道から北西方面に分かれた道沿いに建つ石造の庚申塔(嘉永6年銘)には、側面に「ほしのや道 ふじさハ道」と指差しマーク付きで記されているものがあります。「ほしのや」とは、座間市内にある星の谷観音(星谷寺)のことで、この道は信仰の対象であった観音堂に至る「ほしのや道」と呼ばれています。一方、藤沢方面へ向かう道は「ふじさハ道」と呼ばれていました。

 こうした路傍の石への道しるべ掲示は、石を建てた集落(地域)の人々が道をたどる人に対して配慮を示した貴重な記録です。

問い合わせ

 藤澤浮世絵館【電話】(33)0111、【FAX】(50)1817

茅ヶ崎市

大きなえぼし岩を眺望できるラチエン通り


「お化けえぼし」を見ながらお散歩も

 JR茅ケ崎駅から徒歩で約20分、ラチエン通りは国道1号と国道134号を南北に結び、約2km海へと続きます。ドイツ人実業家ルドルフ・ラチエン(1881年~1947年)が通り沿いに広大な別荘を構えていたことから命名されました。

 ラチエン通りには「お化けえぼし」といわれる不思議な現象があります。これは、通りから南に見える茅ヶ崎海岸沖合のえぼし岩が、離れるほどに大きく見えるというもの。現象のからくりは、周囲の木々や街路が額縁の役割を果たし、目の錯覚が起きているためと考えられています。

 「こんなに大きくえぼし岩が見られる場所は数少ないね。季節ごとに違った表情を楽しめるのも魅力」と話すのは、ラチエン通りで60年以上続く老舗の精肉店、香川屋分店の店主さん。空気が澄んだ冬の時期は、いつもよりくっきりきれいなお化けえぼしを楽しめます。

問い合わせ

 茅ヶ崎市秘書広報課【電話】0467(82)1111、【FAX】0467(87)6345

寒川町

移りゆく季節を楽しめる「トトロの道」


ゆったり、のんびりとした雰囲気が味わえる

 田端にある大曲田端6号線の東西に延びる道とその周辺の道は、畑や石垣、生け垣に囲まれており、のどかな風景が映画『となりのトトロ』を連想させることから「トトロの道」と呼ばれ始めています。

 県立寒川高校の南側に位置するため、学生の通学路となっているほか、町民の通勤にも使われています。「トトロの道の落ち着いた雰囲気を味わうために少し遠回りして通勤している」という人もいるほど。秋にはイチョウの葉が色付き、冬には畑に霜がおりるなど、移りゆく季節を楽しむことができます。

 トトロの道を西に向かって歩くと、畑や家々の先に富士山を望むことができます。山頂に雪が積もっていたり、周辺に雲が漂っていたりと毎日表情が変わる富士山を見ることができるのも、この道が親しまれている理由の一つです。夕方には富士山に夕陽が沈んでいく様子を見ることができ、春と秋にはダイヤモンド富士を望める日もあります。

 どこかゆったりとした雰囲気が漂うトトロの道。『となりのトトロ』の物語に入り込んだ気分で歩いてみてはいかがでしょうか。

問い合わせ

 寒川町広報戦略課【電話】0467(74)1111、【FAX】0467(74)9141



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