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2022年12月25日号 広報ふじさわ…市政情報  [2/22 page]

特集
学校・家庭・地域が笑顔でつむぐ子どもの未来
コミュニティ・スクール、始めました!

 市では、コミュニティ・スクールの導入を進めています。「地域とともにある学校づくり」を進め、子どもたちの豊かな成長と健やかな育ちを支えていきます。

問い合わせ 教育総務課【電話】内線5111、【FAX】(50)8424

コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)とは

 コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)とは、保護者や地域の皆さんが一定の権限と責任を持って学校運営について参画する仕組みです。本市では、保護者や地域の方が学校の応援団として、学校運営に参画することを目指しています。

市立小・中・特別支援学校に導入を進めています

 市教育委員会では、コミュニティ・スクールを2021年5月からモデル校2校に導入し、22年5月には市内13地域に1校ずつ導入しました。

 26年度までに、全ての市立小・中・特別支援学校に導入することを目指しています。

各地域のコミュニティ・スクール

コミュニティ・スクールは、みんなに魅力がいっぱい!

子どもたちにとって

  • 学びや体験活動が充実する
  • 自己肯定感や他者を思いやる心が育まれる
  • 防犯・防災などの強化により安全・安心な生活につながる

学校・教職員にとって

  • 地域の方々の理解と協力を得た学校運営や社会に開かれた教育ができる
  • 地域の協力により子どもと向き合う時間が確保される
  • 教職員の働き方改革の推進につながる

保護者にとって

  • 学校や地域に対する理解が深まり、家庭教育との相乗効果が生まれる
  • 身近な地域の中で子どもたちが育てられているという安心感がある
  • 保護者同士や地域の方々とのつながりができる

地域にとって

  • 経験を生かすことで生きがいや自己有用感につながる
  • 地域ネットワークが形成され、地域課題の解決につながる
  • 地域の防犯・防災体制などが構築される

コミュニティ・スクールの取り組み例を紹介します

 校外学習や授業、学校行事の補助、登下校のサポートなどが保護者や地域の方の協力によって進められています。また、子どもたちからの呼びかけに地域の方々が応えるなど、地域のつながりも深まっています。

 今後はさらに、学校や地域の特色を生かした取り組みにつながることが期待されます。

地域・保護者ボランティアが、ICT端末を活用した授業をサポート

みんなで一緒にパソコン学習!
わからないところはないかな?

 小学校低学年のICT端末を活用した授業では、小さなパソコントラブルが多発します。担任の教師一人では、全てのトラブルに対処することが難しい状況でしたが、地域・保護者ボランティアがパソコンを使う子どもたちをサポートすることで、スムーズな授業運営につながりました。

大学生・地域ボランティアが体力・運動能力調査をお手伝い

 小学校で行う体力・運動能力調査は、さまざまな項目があり、多くの測定員が必要です。地域の大学生や地区青少年育成協力会の皆さんが測定員として協力することで、限られた授業時間の中で測定をすることができました。

がんばったね!

地域団体との連携・協力体制で子どもたちの学びを応援

安全で楽しい校外学習になったね

 校外学習で安全見守りの呼びかけを行うなど、本市では以前から学校の活動や子どもたちのイベントを地域団体と連携・協力して行っています。地域の皆さんの協力が、より深い学びにつながっています。

市民センター・公民館が、学校と地域の橋渡し役に

子どもたちが作ったチラシで収集を呼びかけ!
和太鼓購入の目標を達成

 児童が小学校の委員会活動で作成した、テトラパック・ベルマークを回収するためのチラシを、市民センター・公民館の協力で地域全体へ回覧しました。その結果、たくさんのテトラパックやベルマークが集まり、和太鼓購入の目標を達成しました。