コロナワクチン接種の加速化パッケージについて（2021年8月25日記者会見・案件2）

コロナワクチン接種の加速化パッケージについて報告します。

1. ワクチン接種の状況

　ワクチン接種の状況としては、8月25日現在で、1回目の接種が16万人、2回目接種が12万人を超え、それぞれ対象人口の4割と3割を超える方に、接種をいただいております。
　7月に接種を加速させようとした時に、ワクチン供給が停滞したことにより、県内他市との比較では接種率が低い状況ですが、ここで9月、10月を加速化月間として接種に取り組んでいきます。

2. 接種計画

　接種計画につきましては、国からのワクチン供給の回復に伴い、個別接種と集団接種を拡充し、接種をするものです。
　具体的に、個別接種については、従来どおり、各機関での診療、発熱外来などの対応状況に応じた接種回数を実施、集団接種については、ココテラス湘南、湘南アイパークなどの接種レーンの拡充など、更なる接種体制の充実、接種機会の拡充については、世代のライフスタイルにあわせ、住民接種についても多様化に対応するよう、感染者数の多い世代や重症化しやすい年齢層など、ターゲットを定めた接種など、市民の皆様のニーズに合わせた住民接種を展開していきます。
　まずは、ココテラス湘南での夜間帯の接種、2回目未接種者へのフォローアップについて実施していきます。
　こうした取組を合わせて、週当たり2万8千回以上の接種を実施することで、10月下旬を目途に、希望する方への接種を完了させるよう取り組んでいきます。

3. 産官連携でワクチン接種 ～いすゞプラザでの住民接種～

　いすゞプラザ様での住民接種についてご案内します。
　7月の定例記者会見においては、湘南アイパークでの集団接種の実施についてご案内いたしました。
　今回は、いすゞ自動車様の格別のお取り計らいにより、北部の住民接種拠点として、いすゞプラザのご提供をいただく運びとなりましたのでお知らせします。
　これにより、先行して実施しているココテラス湘南、湘南アイパークに加えて、いすゞプラザが加わり、3拠点のワクチントライアングルとして、接種の加速化を図っていきます。
　プラザの利用に当たっては、いすゞ自動車様のご厚意により、湘南台駅東口から臨時便を含む無料の送迎バスをご提供いただけるとともに、プラザには藤沢市といすゞ自動車の歴史年表の展示もいただいておりますので、状態観察の時間などにご覧いただくことで、ワクチン接種だけでなく郷土愛を深める時間にしていただけたらと考えています。

4. 「地域ワクチンナビ」の準備

　地域ワクチンナビについては、高齢者の8割以上の接種を実施する中で、接種を希望しているにもかかわらず、「手続きが面倒である」「予約方法等がわからない」など、様々な理由で、接種をされていない方が、少なからずいらっしゃるという声も届いています。
　そこで本市では、こうした方々、主に高齢者や障がい者、外国につながりのある人などを対象に、「地域ワクチンナビ」をスタートさせる準備を進めています。
　自治会・町内会、民生委員児童委員などの地域団体、高齢者や障がい者を対象とする福祉相談機関等、また、行政の関係部局が連携し、緊急事態宣言や市内の感染状況に鑑み早急に取り組んでいきたいと考えています。
　具体的には、地域団体や関係機関等の活動や、ごみ等の収集時に、高齢者世帯や障がい者世帯などに対して実施している「一声ふれあい収集」、外国人市民会議など、様々な場面で「声かけ」や「チラシの配布」を行っていきます。6か国語でのチラシについても作成していきます。
　また、接種予約の方法がわからない方には、わかりやすい説明とともに、実際に、スマートフォンの操作などのお手伝いをさせていただきます。
　一方で、本人の意思確認を行うことが難しい場合については、個別に、適切な対応方法を選択していきます。
　いずれにいたしましても、新型コロナウイルス感染症の早期収束に向けて、ワクチン接種においても、行政だけではなく、地域の皆さんや関係機関等とも連携することで、より一層取組を強化していきたいと考えています。

5. コカ・コーラから自宅療養者等へのドリンク寄贈

　コカ・コーラボトラーズジャパン様からのドリンクの寄贈につきましては、3月のワクチン接種従事者へのドリンクチケットの寄贈に続いてのもので、市民の皆様へのエールとしていただくものです。
　この厳しい状況下において、特に飲料を必要とする感染者やその家族、医師会PCRセンターでの検査の受検者をはじめ、こうした方を支えていただいている医療関係者の方への配布を予定しています。

6. 産官連携でワクチン接種 ～商工会議所・市の合同職域接種～

　合同職域接種につきまして、商工会議所様には様々な点でご尽力を賜りましたことをお礼申し上げたいと思います。
　対象は、商工会議所で1万2千人、市で1万3千人、合わせて2万5千人分の接種を予定しており、それぞれ関係者、家族等を含めていくことを想定しています。
　その中で、先に接種を行われる商工会議所様の日程において、エッセンシャルワーカーについて、官民の区別なく、先行して接種を進めていきたいと考えています。
　市職員の接種については、商工会議所分の1回目と2回目の接種の間で、市民の皆様に安心して来庁いただけるようケースワーカーや不特定多数の方と接する機会の多い窓口業務従事者を優先的に実施していきます。
　会場は、旧南市民図書館です。
　職域接種につきましては、住民接種に影響を与えないよう、医師や看護師だけではなく、これまで接種に向けた研修に励んでまいりました救急救命士も、土日の接種に従事していきます。
　また、ワクチンの一部は住民枠として市民の皆様の接種機会にもしていきます。
　この取組みにより、市内経済と行政機能が安定し、平穏を1日も早く取り戻すことができればと考えています。

資料

• 記者会見資料（PDF：682KB）

この件に関するお問い合わせ先

地域保健課 内線7230・福祉総務課 内線3110・職員課 内線2250