広報ふじさわ2015年7月10日号
藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の2市1町で広報の相互掲載をしています。茅ヶ崎市と寒川町の歴史・イベントを紹介します
大岡忠相が眠る浄見寺
浄見寺は大岡忠相の先祖、大岡忠政が家族の霊を供養するために建立した大岡一族の菩提寺です。寺のある茅ヶ崎市堤は、かつて徳川家康から忠政に与えられた領地でした。
▼大岡家一族の墓所
境内の寺林は、県の天然記念物に指定されており、中でも樹齢300年を越えるオハツキイチョウ(一本指定)は葉の上に実がなる珍種として有名です。大岡家の家紋も銀杏の実をあしらったもので「剣輪違(けんわちがい)」と呼ばれています。
▼浄見寺のオハツキイチョウ
また大岡忠相が72歳の時に、一万石の大名となり、西大平藩(現在の愛知県岡崎市)に陣屋(屋敷)を構えました。これが縁で、現在でも茅ヶ崎市と岡崎市は「ゆかりのまち」提携を結んでいます。
問い合わせ
茅ヶ崎市社会教育課【電話】0467(82)1111
▼石碑「浜降祭駐輿記」
毎年、海の日に茅ヶ崎海岸で行われる浜降祭ですが、関連する史跡が寒川町にもあります。その一つが、一之宮8丁目にある「浜降祭駐輿記」という1933年に建立された石碑です。
石碑がある場所は、寒川神社の神輿(みこし)が浜から戻る際に小休止する御旅所です。御旅所を出発する際、地域の人々が麦の茎を燃やして神輿に投げ掛ける習わしがあったと、石碑には刻まれています。この習わしには、海の塩で清めた神輿をさらに火で清める意味があったとされます。現在では、浜へ向かう際に、麦の茎を燃やしています。
浜降祭に関する展示を行います
寒川町では古文書などの記録を中心に、茅ヶ崎市では写真を中心に、浜降祭の資料を紹介しています。
とき
7月26日(日)まで
ところ
問い合わせ
寒川文書館【電話】0467(75)3691
夜明けとともに、茅ヶ崎市内と寒川町内の各神社から、大小合わせて39基の神輿(みこし)が海岸に集まり、みそぎを行います。
と き
7月20日(祝)
ところ
問い合わせ
茅ヶ崎海岸浜降祭保存会(茅ヶ崎商工会議所内)【電話】0467(58)1111
5人組のチームで対戦する「水鉄砲バトル(申込制)」、誰でも構わずに水鉄砲で打ちまくる「フリーバトル」、1時間に1回現れる「冷(さ)ま~ランド 巨大噴水」に加え、イベントブースなど真夏を楽しめるイベントが盛りだくさん。
また寒川町観光協会応援団長の“DJ・HAGGY”がステージを盛り上げる「踊りまSHOW」や飲食などの模擬店が並ぶ「バザールゾーン」も楽しめます。
と き
8月16日(日)午前10時~午後4時
ところ
問い合わせ
寒川びっちょり祭実行委員会事務局〈(一社)寒川町観光協会内〉【電話】0467(75)9051