広報ふじさわ2016年1月10日号

郷土愛あふれる藤沢
 松風に人の和うるわし 湘南の元気都市

 明けまして、おめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 今年は「申年」です。「申」の表す意味は「伸ばす」とされ、「草木が十分に伸びきり、実が成熟して香りと味がそなわる時期」を指しているとも言われております。本市では、「郷土愛」「人の和」「元気」を大切に、先人たちが守り育んできた、歴史や文化、自然を引き継ぎ、さらにまちの成熟度を増していくよう、取り組みを進めてまいります。

 さて、昨年は、東京2020オリンピック・セーリング競技会場として江の島が選ばれるという嬉しい話題がありました。この夏には、リオデジャネイロでの大会が開催されます。その感動を本市での開催につなげられるように、応援やボランティアをはじめ、多くの市民の皆様が参加できるようしっかりと準備を進めてまいりたいと考えております。

 今年は、「藤沢市市政運営の総合指針2016」の最終年度を迎えます。5つのまちづくりテーマ「みんなの命と財産を守る災害などへの備えを進めよう!」「みんなとまちが元気になる魅力と活力を生み出そう!」「みんなが誇りと愛着の持てる地域をつくろう!」「みんなの絆で藤沢っ子の明日を築こう!」「みんなの希望と笑顔があふれる健やかな暮らしを支えよう!」に基づき、急速な少子・超高齢化の進展に伴う2025年問題への対応、老朽化する公共施設や都市基盤の整備、子育て・教育環境の充実や福祉基盤の強化など、次世代に先送りすることのできない課題の解決に向け、一つ一つの施策や事業にしっかりと取り組んでまいります。

 市政を進めていく上では、何よりも市民の皆様をはじめとする個人・団体と行政とのマルチパートナーシップの構築が大変に重要であります。市民の皆様がさまざまな形で積極的に市政に参画していただく中で、「郷土愛あふれる藤沢」を育んでまいります。

 本年が、皆様にとって良い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

藤沢市長 鈴木恒夫

新年度予算の執行を伴う事業などについては、市議会における予算の議決を前提としています

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