広報ふじさわ2017年6月10日号
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蚊が媒介する感染症を蚊媒介感染症と言い、感染した人の血を吸った蚊の体内で病原体が増え、その蚊が他の人の血を吸うことで感染を広げていきます。日本中に広く生息するヒトスジシマカは、デング熱やジカウイルス感染症などを媒介する恐れがあります。
感染を広げないために
蚊は5月~11月頃に活動します。蚊は水たまりを産卵場所として好むため、屋外に放置した植木鉢の皿や古タイヤなどにたまった水を1週間に一度は捨てましょう。水たまりを減らすことで、発生する蚊の数を減らすことができます。
海外に渡航する方へ
蚊媒介感染症は、世界中の熱帯・亜熱帯で流行しています。渡航前に現地の感染症情報を確認してください。流行地から帰国した場合、2週間程度は、症状の有無にかかわらず、虫よけ剤を使用するなど蚊に刺されないための対策をしましょう。
妊婦および妊娠の可能性がある方へ
妊娠中にジカウイルスに感染すると、赤ちゃんの小頭症などのリスクが高まることが報告されています。妊婦および妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地への渡航を控えてください。