広報ふじさわ2018年6月10日号
女性特有のがんは、早期発見・治療をすることが大切です。
自覚症状がなくても、定期的に検診を受けましょう。
問い合わせ
健康増進課【電話】(50)8430、【FAX】(28)2121
がんは、日本人の2人に1人がかかるといわれている病気です。日頃から生活習慣を整えるとともに、正しい知識を持ち、体からのサインを見逃さないようにしましょう。
特に乳がんや子宮頸(けい)がんは女性がかかりやすい病気ですが、早期発見・治療を行うことでがんによる死亡を減少させることができます。定期的に検診を受けましょう。
市では、対象となる方に乳がん検診・子宮頸がん検診の受診券・無料クーポン券を郵送しています。無料クーポン券が届く前に、市の検診として指定医療機関で受診した方は申請により自己負担金を還付します。
乳がんは、日本人女性の11人に1人が生涯においてかかる病気です。30代から増加し、40代後半から60代前半で罹(り)患率が大きく増加します。
乳がんの主な症状は、乳房のしこり、乳房のえくぼなど皮膚の変化、わきの下のリンパ節の腫れなどです。
乳がんの大きさが、0.5~1cm位になると、自分で触って分かるしこりになります。乳がんが他のがんと違うところは、自分で発見できるがんということです。早期発見・治療を行った場合、1cm以下の大きさの乳がんの10年生存率は95%を超えます。
早期に乳がんを発見するためには、日ごろから乳房の状態を知っておくことと定期的に検診を受けることが大切です。40歳を過ぎたら、定期的に乳がん検診を受けるようにしましょう。
市では、通年で指定医療機関での乳がん検診を実施しています。
また、どこで乳がん検診を受けたらいいか分からない方のために、検診車による検診も行っています。
とき
7月22日(日)午前9時~正午
ところ
対象・定員
2019年3月31日までに40歳以上になる女性35人(先着順)
申し込み
7月2日(月)午前9時から電話で健康増進課へ
STEP1
問診
検診票に記入した自覚症状などについて、医師による問診を受けます。
STEP2
マンモグラフィ撮影検査
マンモグラフィ(乳房専用のエックス線撮影)装置を使って、乳房のレントゲンを撮ります。小さな乳がんの発見に有効です。検査では、乳房を圧迫し、できるだけ平らにして撮影するため、多少痛みを感じることもあります。
STEP3
結果説明
後日、マンモグラフィ撮影検査の結果について、医師から説明を受けます。
子宮頸がんは、女性なら誰でもかかる可能性がある病気で、20代から30代の若い女性に多いがんです。子宮の入り口にできるがんで、発症の多くはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しているとされています。
HPVは約8割の女性が、生涯のうち一度は感染するごくありふれたウイルスで、主な感染経路は、性交渉と考えられています。
HPVは感染しても、ほとんどの人は免疫の働きなどで自然に治りますが、その中の一部ががんに進行します。子宮頸がん検診では、がんになる前の前がん病変から、ごく初期のがんを発見することができます。
子宮頸がんは、初期の段階ではあまり自覚症状が現れません。そのため、早期発見・治療には検診を受けることが大切です。
子宮頸がんは、早期に治療すれば完治することが可能です。
子宮頸がん検診は、20歳以上の女性を対象に実施しています。20歳を過ぎたら、定期的に検診を受けましょう。指定医療機関に予約の上、受診してください。
対象
2019年3月31日までに20歳以上になる女性
申し込み
各指定医療機関へ
STEP1
問診
検診票に記入した自覚症状などについて、医師による問診を受けます。
STEP2
視診・細胞診
医師の目で直接病変がないかを診察し、専用のブラシなどで子宮頸部の細胞をこすり取り、顕微鏡で診断します。
STEP3
結果説明
後日、視診と細胞診の結果について、医師から説明を受けます。