広報ふじさわ2019年11月25日号

こんにちは湘南広域ニュースです

 藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の2市1町で広報の相互掲載をしています。

 今回は「モニュメント」をテーマに2市1町を紹介します。

寒川町

高座豚の祖の墓碑

 興全寺(宮山)境内にある畜霊碑の横にたたずむ「ペンドレーバグルボーイ二世号(以下、バグルボーイ)之墓」と刻まれた墓碑。これは高座豚の祖となったヨークシャー種の種豚の墓碑です。

 1931年に英国で誕生したバグルボーイは、高座郡農会により翌年に日本へ輸入されました。34年より大蔵の畜産農家に預けられ、40年4月にその地で没しています。生涯で種付けをした数は600頭以上。その子孫たちは品評会で好評を得て、「高座豚」の名を全国へ知らしめました。

 墓碑は、町畜産組合養豚部によって59年に建てられました。当初は、バグルボーイを飼育した大蔵の畜産農家の敷地にありましたが、67年に現在の地に移されています。

問い合わせ

 寒川文書館【電話】0467(75)3691、【FAX】0467(75)3758

茅ヶ崎市

茅ヶ崎駅南口の動くモニュメント
1日4回の音楽で季節を表現

 JR茅ケ崎駅南口バスロータリーの中央に、ハープをモチーフにした動くモニュメントがあるのを知っていますか。

 この銅像は、駅前広場の狭小改善などを目的とした5年余りの再開発事業を象徴する記念に、1987年に設置されました。ゆるやかなアーチ部分は「海」、アーチに支えられたハープは「生活環境」、ハープに乗った子どもたちは「文化と希望に満ちて生活している人々の様子」を表現しています。

 1日4回(午前9時・正午・午後3時・午後6時)、時計仕掛けにより、ハープ全体は左右に、トランペットを吹く子どもは上下に動き、音楽が流れます。11月までは「ちいさい秋みつけた」、12~2月は「雪」など、季節に合わせた童謡が使われています。

問い合わせ

 茅ヶ崎市道路管理課【電話】0467(82)1111、【FAX】0467(89)2916

藤沢市

半世紀を超えて
東京オリンピック1964の聖火台

 1964年に東京で開催されたオリンピックでは、唯一の海上競技としてヨット(現在のセーリング)が江の島で開催されました。江の島には、半世紀を超えた思いを引き継ぐ聖火台があります。

 当時、国立競技場にともった聖火が開会式翌日に、ヘリコプターで相模工業学園(現在の湘南工科大学)のグラウンドまで運ばれ「分火リレー」が行われました。5人のランナーがリレーで江の島を目指し、最終走者は桟橋からボートに乗って、防波堤に造られた聖火台に点火しました。

 その後、湘南港の再整備に伴い聖火台も移設され、現在は江の島ヨットハーバーからセーラーたちの出艇を見守るように位置しています。

 来年に控えた東京2020大会を前に、セーリングの国際大会などで多くの海外チームが江の島を訪れています。この聖火台は選手たちにとっても人気のフォトスポットになっています。

 東京2020オリンピック聖火リレーでは、2020年6月29日に江の島を通過する予定になっています。再び江の島で湧き上がる歓声を想像しながら、皆さんもぜひ、江の島ヨットハーバーを訪れてみてください。

問い合わせ

 東京オリンピック・パラリンピック開催準備室【電話】内線6312、【FAX】(50)7200

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