広報ふじさわ2020年3月25日号
ウイルスの潜伏期間が長く感染しやすい風しんは、妊娠中の女性がかかると胎児にも影響を及ぼします。風しんから自分や家族を守るため、今できることを考えてみませんか。
問い合わせ
保健予防課【電話】(50)3593、【FAX】(28)2121
主な症状
発熱、発疹、リンパ節腫脹など(15~30%は無症状)
潜伏期間は14~21日間と長く、飛沫(ひまつ)感染により感染します。
感染力がとても強く、発症の約1週間~発疹出現後の1週間程度は感染力があります。
先天性風しん症候群(CRS)
風しんに対して免疫のない女性が、妊娠初期に罹患(りかん)した場合に出生児に引き起こされる障がいです。三大症状としては先天性心疾患・難聴・白内障があり、他にもさまざまな障がいを引き起こす可能性があります。
CRSを予防するには、風しんの抗体を十分に持ち、風しんにかからないことが重要です。
家庭や職場、通勤など何気なく生活している中で、自分では気付かずに周囲の人にうつしてしまうかもしれません。そのため、自分自身の免疫の有無を知っておくことが大切です。
風しんのワクチンは一度接種すると95%予防できます。世代により接種回数が異なりますので、この機会に確認しましょう。
1962年 4月1日生 以前 |
1962年 4月2日生 ~79年 4月1日生 |
1979年 4月2日生 ~90年 4月1日生 |
1990年 4月2日生 ~2014年 4月1日生 |
2014年 4月2日生 ~19年 4月1日生 |
2019年 4月2日生 以降 |
|
男 性 |
0回 | 0回 | 1回 | 2回 | 就学前に | |
女 性 |
0回 | 1回 | 1回 | 2回 | 2回接種 |
市では、対象となる方に風しんの抗体検査・予防接種のクーポン券を送付します。クーポン券は4月下旬~5月上旬に発送予定です。
対象
1962年4月2日~79年4月1日に生まれた男性
2019年7月に送付した無料クーポン券の有効期限が21年3月31日に変更となりました
対象
対象
妊娠中に風しんを疑う症状があったとき、または家族や周りの人が風しんにかかったときは、まず電話で医療機関に相談しましょう。直接医療機関を受診すると、他の方にうつしてしまう恐れがあります。