広報ふじさわ2020年7月10日号

藤沢市アートスペース企画展I・II
アートに触れてみよう

 市では、開催を延期していた長谷川路可の修復作品の公開と、本市ゆかりのアーティスト大山エンリコイサムの作品の企画展を行います。アートスペースで芸術に触れてみませんか。

問い合わせ
アートスペース【電話】(30)1816、【FAX】(30)1817

または
文化芸術課【電話】(23)2415、【FAX】(25)1525

とき

 7月11日(土)~9月27日(日)

 午前10時~午後7時

ところ

 アートスペース

費用

 無料

申し込み 当日会場へ

企画展I〈展示ルーム〉
修復作品公開 長谷川路可 よみがえる若き日の姿

 長谷川路可は、国内外で活躍した日本画家・フレスコ画家。日本のフレスコ・モザイク壁画のパイオニアとして評価され、1964年東京オリンピック主会場になった旧国立競技場の大きな2つのモザイク壁画を手掛けたことでも有名です。

 大学を卒業後、ヨーロッパで古今東西の画法を研究し、帰国後は10年間鵠沼にアトリエを構え、作品を制作しています。


長谷川路可《自画像》 藤沢市蔵

長谷川路可《家族-修復後》

 企画展では、本市所蔵作品を中心に若き日のフランスでの足跡をたどり、6点の作品の修復、また新しい国立競技場に移設されたモザイク画の保存処理方法などを紹介します。

企画展II〈レジデンスルーム〉
大山エンリコイサム
スプレイ・ライク・ゼア・イズ・ノー・トゥモロー

 大山エンリコイサムは、白と黒の線が無数に入り乱れ疾走するQTS(クイックターン・ストラクチャー)をモチーフとする作品を手掛けています。学生時代は慶応大学湘南藤沢キャンパスに通い、現在はニューヨークを拠点に国際的に活躍している本市ゆかりのアーティストです。

Enrico Isamu Oyama in his
Brooklyn studio, 2018
Photo(C)Collin Hughes
《FFIGURATI #51》2013
Acrylic aerosol paint
on floor and wall
Clocktower Gallery,
New York,
United States
Photo(C)Atelier Mole

 大山は本展に先立って、レジデンスルームで滞在制作を行いました。制作の痕跡も作品として示す新たなスタイルを切り拓いていきます。ダイナミックで生き物のように空間を支配する様子をご覧ください。

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