広報ふじさわ2020年12月10日号
新型コロナウイルス感染症について、本市の状況などをお伝えします。
問い合わせ
地域保健課新型コロナウイルス感染症対策担当【電話】内線7165、【FAX】(28)2020
まず、藤沢市の新型コロナウイルス感染症の感染状況を教えてください。
藤沢市では、3月から11月15日現在の統計で、感染者は延べ393人となっています。8月は109人と感染者が多く、9・10月はその半数くらいで推移していました。
11月に入り感染者は急増しており、全年齢に渡っています。行動が活発になり、出先や会合関係で感染し、さらに家庭や職場に持ち込まれる傾向があります。
保健所では新型コロナウイルス感染症の感染者への対応をしています。
保健所では、感染者の療養先の調整や、支援を行っています。神奈川県では高齢者や重症の方、妊婦さん、お子さんなどは入院、症状が軽い方や無症状の方は宿泊療養や自宅療養となりますが、そういったことも県と調整しながら決めていきます。
同時に、感染拡大防止の観点から、感染者に症状や接触者、立ち寄り先などをお聞きして感染経路を調べます。濃厚接触者を特定し、その方が感染しているかどうか、検査や聞き取りをしています。
新型コロナウイルス感染症の感染リスクの高い場面はどのような場面でしょうか。
マスクをしないで大勢の人で集まって話す、例えば飲酒を伴う会食や大勢での深夜におよぶ飲食は飛沫(ひまつ)を浴びやすく、感染のリスクが高くなります。それから職場などから休憩室や喫煙所などに場所が切り替わる場面や激しい運動の前後もリスクが高くなっています。
新型コロナウイルス感染症に感染した方に対する差別や人権への配慮も問題になっています。
皆さん、感染予防には気を付けていただいていると思いますが、感染者数も増えており、どなたでも感染のリスクがあります。病気ですから、感染してしまった方に対しては「大丈夫ですか」「お大事に」という気持ちを、ぜひ忘れないでいただきたいと思います。
差別があることによって、検査や受診を控えてしまったり、保健所の職員が接触者や立ち寄り先を聞くときに、お話が進まなくなることもあります。感染予防の観点からも、人権への配慮をお願いします。
優しい心で、お互いを思いやりましょう。
風邪や発熱の症状が出た場合、始めにどこへ相談したらいいのでしょうか。
11月から、神奈川県では受診の方法が変わりました。発熱や咳(せき)、のどの痛みのいずれかの症状が出た方は、まずはかかりつけ医療機関に相談してください。かかりつけ医療機関がない方は、神奈川県の発熱等診療予約センターに相談してください。
また、発熱などの症状はないが接触確認アプリ(COCOA)などで感染者と接触があったという通知を受信した方、身近な人が感染して心配な方、あるいは味やにおいが分からないといった心配ごとがある方は、藤沢コロナ受診相談センターにご相談ください。
最後に、市民の皆さんへメッセージをお願いします。
この感染症は今年の1月末に始まりました。長い期間に渡って自粛や気を付けるべきことがたくさんあり、皆さん、お疲れになっていると思います。
たまには以前のように集まったり、遊んだりしたいという気持ちもあるかと思います。ですが、感染者数の急増に加え、季節性インフルエンザや風邪なども加わり、心配な状況はまだ続きます。一人一人が正しい情報、知識を持って、体を大事にして、この冬を乗り越えていければと願います。どうぞよろしくお願いします。
〈11月15日時点の情報です〉
寄附金額は
1953万235円となりました
(11月15日時点)
医療や福祉の最前線で働く方々に対し、市民の皆さんから温かいご支援をいただき、ありがとうございました。
いただいた寄附金は、新型コロナウイルス感染症対応に携わる市内医療機関や福祉事業所のために活用します。
藤沢市医療・福祉応援寄附金は、引き続き3月31日まで受け付けています。
問い合わせ
財政課【電話】内線2302
、【FAX】(50)8405