広報ふじさわ2021年2月10日号
市では、障がいの有無に関わらず、お互いに助け合い、自分らしく生活するまちづくりを進めています。障がいのある方に対するサポートの方法などを紹介します。
問い合わせ
障がい福祉課【電話】内線3292、【FAX】(25)7822
障がい者差別解消法では、障がいを理由にサービスや機会の提供を拒否したり、条件を付けたりする行為(不当な差別的取り扱い)を禁止しています。
また障がいのある方から何らかの配慮を求める意思の表明があった場合、負担になり過ぎない範囲で対応すること(合理的配慮)が求められます。
やむを得ずサービスなどの提供を断らなければならない場合は、障がいのある方にその理由を説明し、理解を得るように努めましょう。
ヘルプマークは、外見から分からなくても支援などを必要としている方が、周囲の方に配慮を必要としていることをお知らせするマークです。
ヘルプマークを身に付けている方への思いやりのある行動をお願いします。
市では、障がいなどがある方が必要な支援や配慮を周囲の方にお願いするためのヘルプカードを配布しています。
配布場所
障がい福祉課
、
地域包括ケアシステム推進室
、
北部福祉総合相談室
、
保健予防課
、
各市民センター
・
村岡公民館
、各地域ささえあいセンター・地域包括支援センター、
イトーヨーカドー藤沢店
・
イトーヨーカドー湘南台店
、
ヨークマート辻堂太平台店
、
ヨークフーズ藤沢六会店
肢体不自由の方
四肢や体幹に障がいがある方で、姿勢を保つ、歩くなどの動作が難しいことがあります。
手動式の扉の開閉は難しいため、手で押さえるなどの支援をしましょう。
視覚障がいの方
見える範囲が狭い、見えない部分がある、明暗に目が慣れない、色の識別が苦手、などの障がいがあります。
交差点や駅のホームではサポートが必要なことがあります。お困りの様子を見かけたら、声を掛けましょう。
聴覚障がいの方
障がいの程度によって、聞こえ方はさまざまです。
手話や筆談など、本人の希望に沿ったコミュニケーション方法を選択しましょう。
内部障がいの方
心臓、腎臓などの体の中の障がいは、総称して内部障がいと呼ばれています。
外見からは障がいの有無が分かりにくいため、周囲の方の理解が必要です。
知的障がいの方
読み書き・計算・金銭の管理など日常生活や社会生活などに困ることがあり、何らかの支援を必要とする状態をいいます。
簡潔に、やさしくゆっくり、その方の年齢にあった言葉づかいで話しましょう。
難病の方
難病とは、原因不明で治療方法が確立されていない疾病のことで、その病態はさまざまです。
病態にあわせた支援が必要なので、支援をする際は本人の希望に配慮しましょう。
精神障がいの方
病状により、意識・感情・行動などに障がいがあり、社会生活を送ることに困難を伴う障がいです。
話をするときは、曖昧な表現を避け、相手のペースにあわせて、丁寧に話をしましょう。
発達障がいの方
脳に関連した生まれつきの障がいです。
成長や経験により症状が変化していくこと、コミュニケーションがとりにくいことから、その方にあった支援が必要です。
高次脳機能障がいの方
脳を損傷したことによって生じる障がいで、現れる病状の種類や程度には個人差があります。
周囲に見えない障がいであるため、誤解を招きやすく悩みを抱えていることがあります。気持ちに寄り添った配慮をしましょう。