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更新日:2017年1月21日
2018年(平成30年)3月 教育長の窓 No.161
『さらなる つながりを求めて』
今年度も残すところわずかとなりました。子どもたちには、この一年間の自分自身の学びの総まとめをしっかりと行い、次の学年に向けての準備を始めてほしいと願っています。特に、小学校6年生、中学校3年生のみなさんは、夢や希望をもって、4月に中学校や高校へ進学してほしいと願っています。
子どもたちの健やかな成長を願って、全市立小・中・特別支援学校の保護者と教職員がつながる「藤沢のこどもたちのためにつながる会」(以下、「つながる会」とします)を、次年度からスタートさせるための準備が進められています。
各学校には、PTAや保護者会が設置されていますが、全市立小中学校のPTA等が加入し、相互に情報交換したり、意見交換をしたりする組織がないため、保護者と教職員の代表による検討会において、保護者と教職員がともにつながりあい、学びあえる場をつくるため、全校へのアンケート調査の結果を踏まえて、会の目的やめざす方向、活動内容などについて話し合いを積み重ねてこられました。
「つながる会」では、「学校・地域を越えて保護者同士がつながり、ともに子どもたちを育てるという思いの共有」や「PTA・保護者会などの活動を行う際のヒントを得られる場や、相談できるネットワークづくり」をめざし、「子どもたちの教育環境の向上に向けて、みんなで考え行動」し、「ともに学びあうことや、得たスキルや経験を発信したり受けとったりすることをとおして、「自分自身の成長」につなげることができるようにしていくとしています。
主な活動としては、ともに学ぶ場として、保護者と教職員を対象とした「講演会・学習会」、保護者同士や各学校のPTAや保護者会などの組織による情報交換や交流を行う「情報交換会」、「保護者と教職員の交流会」などで、興味のある方であれば、どなたでも自由に参加が可能とのことです。なお、活動のために必要な経費については、藤沢市からの補助金等を予定しています。
この会が、全市立小中学校の保護者と教職員がつながる場となることから、教育委員会としてもその活動に期待するとともにしっかりとバックアップしていきたいと考えています。
昨今、子どもたちをめぐる社会的環境がめまぐるしく変わり、人と人との関係性が薄れていく傾向がみられます。そのような中、藤沢市の子どもたちをたくさんの大人が見守り、育んでいくことは、とても力強いことです。「藤沢の子どもたちは、みんなわが子」と思っていただき、この活動に参加してくださる保護者のみなさまがたくさんいてくださることに期待しています。
なにごとも、始めてみなければ始まらない、「保護者のみなさまのつながり」を意識して、発足する会です。どうぞご協力をよろしくお願いいたします。
私は、いつも「ひとりで抱え込まないで」と思っています。学校、地域、家庭の連携もその一つですし、小学校に「児童支援担当教諭」を配置したことも、担任が一人で抱え込むことなく「チーム学校」としての機能をよりよく生かすためのひとつです。学校は、「大きな人の和」の中で、たくさんのみなさまの支援をいただきながら、運営をしております。心から、感謝申し上げます。
これらかも、子どもたちのために、ご支援・ご指導・ご協力をよろしくお願いいたします。
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