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更新日:2019年10月11日

 

藤沢市教育委員会『教育長の窓 No.172』

 2019年(平成31年)2月 教育長の窓 No.172

一人ひとりの個性を大切に

210902

 立春を過ぎ、各地から梅の便りが届くころとなりました。まだまだ寒さが続いていますが、日一日と春へ近づいているような感じがします。各学校では、インフルエンザが猛威を振るい、学級閉鎖が続いています。うがい、手洗いをしっかりするなど、健康管理に気をつけて元気で過ごしてほしいと願う日々です。

 毎年、この時期の文化活動として、「のびゆく子ら作品展」が開催されます。今年は、1月29日火曜日から2月3日日曜日まで、藤沢市民ギャラリーで開かれ、藤沢市内で特別支援学級を設置している小学校17校と中学校12校そして県立藤沢養護学校で学ぶ計750人の児童生徒の作品や各学校の学校案内などが展示されました。

 一針一針、丁寧に根気よく糸を刺して作り上げた刺繍を施したクッション、野性味あふれる粘土細工のシーサー、見事な筆さばきの習字、墨で描いた似顔絵、いのしし年にまつわる絵や飾り、独特な色や形をした焼き物のお皿、手作りのメモ帳などなど、日々の生活の中で培われた一人ひとりの感性があふれる個性豊かな作品がところせましと並んでいました。作品を観ながら、学校を訪問した際に出会った子どもたちがわき目もふらずに集中して作品製作に取り組んでいた姿を思い出していました。担任の先生方が、一人ひとりの良さを見出し、子どもたちが興味をもって作品が完成するまで取り組むことができるよう工夫を凝らしていること、子どもたちの姿を温かく見守っていてくださることに感謝の気持ちでいっぱいです。

 今年、面白いアイデアだと思ったのは、ペットボトルを使った作品です。底に石やビー玉を沈め、蓋から伸びる釣り糸の先に魚の形の浮きとおもりをつるしたペットボトルに水(秘密の透明な液体?)を満杯にすることで、海の中を作り上げていました。この作品は、見た目もかわいいのですが、触ることができました。ペットボトルを握ったり放したりすると、魚が沈んだり浮いたりする仕掛けとなっていて、その動きを楽しむこともできて、感動しました。

 学校ごとの共同作品も圧巻なのですが、参加校全校が同じテーマで取り組み、一校一校の作品をパッチワークのように並べて一枚の「集合作品」の絵にする取組も見事です。今年のテーマは「海」。それぞれの学校で指定された同じ大きさの紙を使って子どもたち全員で思い思いの「海」を描き、それぞれの「海」を並べてさらに大きな海として一つの作品にしています。昨年のテーマは「不思議な森」で、今年同様、想像力が満ち溢れている作品でした。来年はどのようなテーマにするのか、どのような一枚の「集合作品」が出来上がるのか、今から楽しみです。

 子どもたちの作品展は、「のびゆく子ら作品展」のほか、小学校の「あすにのびる子ども展」、中学校の「美術展」があります。来年度も多くのみなさまが子どもたちの作品に触れていただければ幸いに思います。

 子どもたちは、日々の生活の中での体験を通して、また、人とのかかわりを通して、たくさんのことを学び、感性を育み、心豊かに育っていきます。子どもたちがこれからも、心豊かに育つよう、ご指導・ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

情報の発信元

教育委員会教育部教育総務課

〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎3階

電話番号:0466-50-3556(直通)

ファクス:0466-50-8424

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