ここから本文です。

更新日:2021年9月1日

藤沢市教育委員会『教育長の窓No.198』

2021年(令和3年)8月5日号教育長の窓No.198

「オリンピックから学ぶこと

 

フラワーレーンプロジェクト


8月に入り、連日の猛暑が続いています。子どもたちが楽しみにしている夏休みは、昨年、新型コロナウイルス感染症による長期の臨時休校があったため、短い夏休みとなってしまいました。今年は通常の日数に戻りましたが、感染の状況は改善していないため、行動は制限されています。そのような中でも工夫をして、充実した毎日にしてほしいと思います。

7月27日(火曜日)に、東京2020オリンピック競技大会のセーリング競技会場である江の島へ、藤沢市長・市議会議長の視察に同行させていただきました。会場に入るために、いくつものゲートをくぐり、厳重なチェックを受けました。何度も足を運んだことのある江の島ヨットハーバーでしたが、その雰囲気はいつもとはまったく異なり、オリンピックの装飾や揃いのユニフォームのスタッフ、各国チームの選手や役員の方々が行きかうなど、世界大会であるオリンピックの雰囲気が満載でした。本来ならば、藤沢市の子どもたちにもこの雰囲気を感じてもらう計画でしたが、新型コロナウイルス感染症により無観客開催となってしまったことは残念でなりません。しかし、会場には藤沢市の小学生が取り組んだフラワーレーンプロジェクトのアサガオの鉢が並べられ、おもてなしの一翼を担っていました。それぞれの鉢には、子どもたちのメッセージカードが添えられており、選手を歓迎し応援する気持ちはしっかりと届けられていることを確認することができました。

東京2020オリンピック競技大会の日程は、いよいよ終盤に入ってきました。これまで日本選手の活躍により、多くのメダルが獲得されました。藤沢市にゆかりのある選手の活躍もあり、毎日放映されるオリンピック中継から目が離せません。オリンピックの魅力のひとつは、各選手のオリンピックに懸ける強い思いや積み上げてきた努力の軌跡などの紹介がされたり、馴染みの薄い競技についても興味をもって観戦できたりすることであると思います。また、オリンピックの素晴らしさは、同じ目標に向かい努力してきた各国の選手同士が全力で競技することであると思います。そして、本気で努力してきた選手だからこそ、相手選手も同様に努力を積み重ねてきたことが理解でき、勝敗が決した後には、お互いを称え合うことができるのだと思います。子どもたちには、勝敗の結果だけでなく、目標に向かって努力することの大切さや対戦する相手に敬意をもって競技する姿勢について、今回のオリンピックから学んでほしいと感じました。

新型コロナウイルス感染症の状況については、感染者数の急激な増加により、神奈川県は再び緊急事態宣言に入りました。藤沢市も感染者数が増加しているため、心配は尽きませんが、学校については、対応を見直しながら感染防止対策を継続していきます。また、学校行事などについては、これまで取り組んできた経験を活かし、充分な感染防止対策を講じる中で、できるだけ実施できるようにしていきたいと思います。保護者のみなさま、地域のみなさまには、引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。

情報の発信元

教育委員会教育部教育総務課

〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎3階

電話番号:0466-50-3556(直通)

ファクス:0466-50-8424

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?