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更新日:2022年2月10日

藤沢市教育委員会『教育長の窓No.202』

2022年(令和4年)1月7号教育長の窓No.202

「2022年を迎えて

202201

あけましておめでとうございます。みなさまにおかれましては、新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。今年こそは、みなさまにとりまして健康で希望に満ちた素晴らしい一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

正月の2日、3日、第98回東京箱根間往復大学駅伝競走が行われ、青山学院大学が圧倒的な強さで6度目の総合優勝に輝きました。今年の青山学院大学の強さは圧巻で、大会新記録のタイムで他の追随を許しませんでした。原晋監督が率いる青山学院大学駅伝部の登場は、スポーツ界に大きな革命を起こす出来事でした。かつてのスポーツは、「スポーツをすることは試練に耐えること」という根性論の上に成り立っていたイメージが強かったと思います。学生スポーツに楽しさや自主性が求められて久しいのですが、旧態依然とした指導から抜け出せない指導者も少なくありませんでした。その中で、「明るさ、楽しさ」を打ち出して箱根駅伝に革命を起こしたのが原晋監督でした。私自身が根性論で部活動の指導を受け、教員として若いころは、そのままの意識で部活動の指導をしてきましたので、正直なところ、青山学院大学が初優勝のころは、「この指導は、いずれ限界が来る。」と感じていました。しかし、その後も常勝の大学として強さを証明してみせました。私は、この指導理念が現在のスポーツ界に求められている姿であると感じるようになりました。青山学院の選手は、楽しそうに走り、控え選手を含めて充実感に溢れ、自主的に目標を定めて努力してきたように感じます。そして、悲壮感は全く感じられません。ぜひ、部活動指導者をはじめ、子どもたちを指導するすべての方々に参考にしてほしいと強く感じた今年の箱根駅伝でした。

新型コロナウイルスの感染が2020年1月に国内で初めて確認されてから2年間、私たちは様々な感染防止対策に向き合ってきました。1年目は、わからないことだらけのウイルスに対し、安全確保を最優先した1年間でした。2年目は、1年目の経験をもとに、「コロナ禍においても、子どもたちの学びを止めない」を柱にして、安全・安心と教育活動の両立を模索した1年間となりました。そして今年は、「ウィズコロナの学校教育」を確立する1年間になると思っています。これまでの感染防止の対策を検証し、経験を活かしながら「学校における新しい生活様式」を定着させていきます。併せて、教職員の働き方改革に取り組む好機と捉えています。これまでの2年間で、中止や縮小となった学校行事や各種業務を大胆に見直しながら精選する大きなチャンスです。コロナ禍をただの災難とすることなく、改革・発展につなげることが求められているのだと感じています。

冬休みを終え、いよいよ学校生活が再開いたします。年度末までの3ヶ月には、延期された修学旅行や卒業式などのさまざまな行事が予定されています。今年度をしめくくるこれらの行事が、安全で充実した形で行われますことを心から願い、教育委員会として各学校を支援してまいります。保護者のみなさま、地域のみなさま、今年も学校教育にご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

 

情報の発信元

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ファクス:0466-50-8424

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