見て楽しい!食べて楽しい!キュンとする藤沢産♥︎

稲刈りが始まってすぐの事でした。コンバインで作業中、だんだんと傾き始め左側のクローラが完全に埋まり走行不能になってしまい万事休す。
自力では進むことも戻ることもできなくなりました。

幸い隣の田んぼは研修卒業生が脱穀中で稲刈りが終わっていたのでスペースがあり、急いでトラクターとロープをもってきてコンバインを引き出す作業に移りました。

ただ引っ張るだけではコンバインのバランスを崩してしまうので脱穀を手伝いに来ていた人にもウェイトになってもらい、いざ始動。
ゆっくりゆっくりコンバインは動き出し脱出成功!!ホッとした瞬間です。

このような田んぼを「突っ込む田んぼ」と言います。本来田んぼの下には暗渠と言って土管が埋まっています。排水のためです。
田んぼに水が必要な時はその暗渠に栓をして水が流れないようにしますが稲刈り時やシーズンではない時はその栓を開けます。
けれどもどこかでその土管が壊れたり詰まったりしているとこのような突っ込む田んぼになってしまいます。
土管が埋まっている田んぼが埋め立てられていると直すことができずに毎回悩まされることになるのですが、年々このように改善できない田んぼが増えて来ています。
耕耘時も良くはまる(スタックする)ようになりました。機械を使いにくいたんぼです。
でも逆に考えれば手作業はできるので、家庭菜園の田んぼ版でお米を作ってみたい!という人には向いているかもしれませんね。

農地を守れるのは農家だけではないと思っています。

一通りの作業ができるまでには数年かかってしまうかもしれませんが、自分の食べるお米を自分で作る市民の方がいてもいいなぁと思ったりしています。

 

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