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ホーム > 市政情報 > 広報 > 報道発表・プレスリリース > 過去の報道発表・プレスリリース > 令和4年11月報道発表・プレスリリース > 「傷病者情報管理システム」の実証研究を開始します
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更新日:2022年11月22日
このシステムは、携帯端末(タブレット)を活用し、救急隊が行う情報収集の効率化を図るとともに、現場の画像など、より多くの情報が病院と早期に共有できるため、搬送する病院を決定するまでの時間の短縮や、病院到着後の検査や治療の開始を早めるなどの、救命効果の向上が期待できます。
現在、119番通報で駆け付けた救急隊は、住所・氏名や傷病程度、かかりつけなどの情報をメモに取り、そのメモを確認しながら電話で病院へ収容依頼しています。また、病院へ搬送後は、再度メモを確認しながら手書きで引継ぎ用の報告書を作成しています。
今回実証研究するシステムでは、救急隊が聞き取った住所・氏名、傷病程度、かかりつけなどの情報を、携帯端末に入力し、クラウド上で共有し、搬送先となる病院に対し、電話でデータの確認を求め、受入先の病院ではそのデータを確認し、受入の可否を判断し、受入の準備を行います。
救急隊は、病院へ傷病者を収容後の申し送りを行う際や帰署後の報告書作成にこのデータを活用することにより、次の救急出動に備えることができます。
1 救急隊と医療機関との患者情報連携による救急活動・病院到着の迅速化
救急隊が、携帯端末に入力した患者情報を搬送先となる病院へ伝え、病院の受入が決まるまでの時間短縮が可能か。病院が、受け取った情報から受入れ可否の判断が早くなるか検証します。
2 音声入力機能などICT技術を導入した救急隊の情報収集の効率化・情報共有の有効性
救急隊の携帯端末への入力作業を、音声入力機能や運転免許証・保険証などからOCR(文字読み取り)機能による文字情報の読み取りなど、ICT技術の活用による省力化、迅速化について検証します。また、交通事故現場の画像や負傷部位の画像を病院の医師と情報共有し、その有用性について検証します。
藤沢市消防局の救急隊、全14隊で実施します。
2022年(令和4年)12月1日(木曜日)から2023年(令和5年)3月31日(金曜日)まで
藤沢市民病院、藤沢湘南台病院、湘南藤沢徳洲会病院、湘南鎌倉総合病院
当システムでは、救急隊が、救急現場や救急車内で携帯端末を使用して情報収集を行います。
これまで救急隊が電話で行っていた病院との情報共有・連携を携帯端末に入力した情報をクラウド上で共有するもので、救急隊が携帯する端末に情報は残りません。
登録された医療機関と消防局のみがアクセスできるネットワークで外部からのアクセスや誤送信を防ぎます。
実証研究にご協力をお願いします。