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更新日:2025年4月2日

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高齢者の肺炎と感染症

肺炎は、肺の組織が炎症を起こす病気です。主な症状は、発熱、咳、胸の痛み、息切れ、倦怠感、食欲不振などがあり、重症の場合、呼吸困難や意識の混乱などの症状が現れることもあります。

幅広い年代で肺炎にかかりますが、特に高齢者は老化や基礎疾患などの理由から免疫力が低下し、感染症に対する抵抗力が弱くなり、肺炎を引き起こしやすくなります。

肺炎や感染症について理解を深めて予防・健康維持につなげましょう。

 

〇高齢者が肺炎を起こす主な要因

免疫力の低下 インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルスなどの感染症に感染した場合、重篤化しやすくなります。
基礎疾患の存在

高齢者は、心血管疾患、糖尿病、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患がある場合、感染症による合併症が起こりやすくなり、肺炎を引き起こす可能性があります。

嚥下障害

高齢者には飲み込む力(嚥下)が弱くなる方が多くいます。嚥下障害があると、誤嚥(食物や液体が気管に入ること)が起こり、肺炎のリスクが増加します。

 

 

肺炎につながる代表的な感染症

肺炎球菌感染症

肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌に感染することで起こる感染症です。
肺炎や中耳炎、髄膜炎などの感染症を引き起こすことがあります。特に高齢者や免疫力の低下した方にとって重大なリスクとなる場合があります。

主な症状 発熱、咳、頭痛、嘔吐、耳の痛みなど
感染経路

接触感染、飛沫感染

こちらのページもご参照ください。

高齢者の肺炎球菌ワクチン予防接種について

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。

このうち季節性インフルエンザは、例年、日本において初冬から春先にかけて流行します。発熱や関節痛などの症状が出現し、多くは自然に治る疾患ですが、肺炎や気管支炎、脳症などを合併して、重症になる場合があります。

主な症状 発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、咳、鼻水など
感染経路 接触感染、飛沫感染

こちらのページも参照ください

季節性インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)について

高齢者のインフルエンザ予防接種

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルスによる感染症です。

主な症状 発熱、咳、呼吸困難、倦怠感など
感染経路 接触感染、飛沫感染

こちらのページもご参照ください。

新型コロナウイルス感染症について

高齢者のコロナワクチン接種について

 

RSウイルス感染症

RSウイルス感染症は、RSウイルスによる呼吸器系の感染症です。

RSウイルスは、主に乳幼児や幼児期の子供に感染するウイルスですが、年齢を問わず感染する可能性があります。また、呼吸が苦しくなる場合もあり、重症化すると気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります。特に免疫力が低下している幼児や高齢者、免疫不全の疾患がある方にとっては重篤な病気となることがあります。

主な症状 発熱、鼻づまり、鼻水、くしゃみ、咳、のどの痛みなど
感染経路 接触感染、飛沫感染

 

 

予防接種:60歳以上を対象としたワクチンが承認されました。

藤沢市ではRSウイルスワクチン接種費用の助成等はおこなっておりません。接種にあたっては、かかりつけ医やお近くの医療機関にご相談ください。

こちらのページもご参照ください。

RSウイルスとは

 

その他

高齢者や免疫機能が低下している方は誤嚥性肺炎を引き起こしやすい傾向があります。

誤嚥性肺炎とは、主に食べものや唾液などが気管に入り(誤嚥)、口の中の細菌が肺に到達して感染を引き起こす肺炎です。予防策として、よく噛んでゆっくり食べることや食べやすい形状にすることなどがあります。また、口腔内を清潔に保つこと、嚙む力や飲み込む力(嚥下)を高めることも重要です。

日ごろからの口腔ケア(オーラルフレイル予防)で健康維持につなげましょう。

 

こちらのページもご参照ください。

歯と口の健康情報

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