2009年11月25日号 広報ふじさわ…市長対談・市民の広場  〔 1 / 4 page 〕

●ご紹介します!まちの話題

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未来へ向けて街がつながる イルミネーション湘南台

湘南台駅地下道の大ツリー
湘南台駅地下道の大ツリー

10年目の「ありがとう」の気持ちを込めて

 冬の湘南台駅を、クリスマスツリーとイルミネーションの光で彩る「イルミネーション湘南台」。街の風物詩として目を楽しませるのはもちろん、ツリーの飾り作りや点灯式など、大人も子どもも楽しめるイベントが数多く開催される。

 10年という節目を迎える今年の目玉は「ありがとうプロジェクト」。毎年の開催を応援してくれた人々に対する感謝の気持ちを込めた企画が登場する。

「新しい街に季節感を」学生と地域が協働

 「イルミネーション湘南台」のはじまりは、慶応大学湘南藤沢キャンパスの教授と学生による地域活性化プロジェクトだった。

 10年前、湘南台駅では相鉄いずみ野線と横浜市営地下鉄の乗り入れが実現したばかり。地域の人々と学生たちが「駅前の風景に季節感がほしい」と話し合う中で、クリスマス・イルミネーションというアイデアが生まれた。

 学生スタッフが実行委員長を務めて企画・運営の核を担い、地域の人がそれを支える、という運営スタイルは10年前も今も変わっていない。イベントのための協賛金も、学生と地域の方々で1軒ずつ訪ねて依頼している。

子どもに大人気の飾り作り
子どもに大人気の飾り作り

一番身近な社会から笑顔をつくりたい

 今年の実行委員長を務める山崎誓子さんは、大学入学以来ずっとイルミネーション湘南台に携わってきた。参加した理由は「私にとって、湘南台が一番身近な『社会』だから」。

 「社会をよくするためにはいろいろな道がある。国際貢献などもそのひとつですが、私は湘南台の街から人を笑顔にしていきたいと思ったんです」と語る。

 月に1回の会議には、学生スタッフ、商店街や地域団体の代表者など20人ほどが集まる。話し合いは深夜におよぶことも珍しくないという。

 京都出身の山崎さんの目には、湘南台の街づくりが新鮮に映る。「京都は神社やお寺を中心に、伝統を守る形で地域がつながっている街だと思っています。それに対して、湘南台は今ここに住んでいる人がこれからの街の文化を創り上げるという目的で集まっている。すごく魅力的だなと思います」と山崎さん。

 学生が走る。地域の人が励まし、時には叱咤する。イルミネーションの光の向こうに、温かい交流の輪が生まれている。



イルミネーション湘南台2009

☆点灯記念イベント

 「みんなで灯そう、イルミネーション!」

とき

 11月29日(日)午後3時〜6時

ところ

 湘南台駅地下広場

イルミネーション湘南台2009

☆イルミ 冬のアートギャラリー

 幼稚園児、小学生の作品を展示

とき

 11月21日(土)〜12月25日(金)

ところ

 湘南台駅地下広場

イルミネーション湘南台2009

☆イルミネーション点灯

とき

 11月29日〜2010年1月15日(金)

ところ

 湘南台駅前ロータリー、東・西大通り

☆クリスマスツリー設置

とき

 11月29日〜12月25日

ところ

  湘南台駅地下広場、相鉄線・小田急線・市営地下鉄湘南台駅構内、湘南台市民センター

問い合わせ 湘南台市民センター【電話】(45)1600、【FAX】(45)1604