広報ふじさわ2019年6月10日号
昨夏は災害レベルともいわれる記録的な猛暑となり、市内でも熱中症による救急搬送が増加しました。熱中症は適切な予防法を知っていれば予防することができます。
熱中症を予防し、健康に楽しい夏を過ごしましょう。
問い合わせ
健康増進課【電話】(50)8430、【FAX】(28)2121
温度や湿度が高い環境で体の中の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体温が著しく上昇して起こるさまざまな症状をいいます。特に、小さいお子さんや高齢の方などは熱中症を起こしやすいので十分な予防が必要です。
また、熱中症は梅雨の合間に突然気温が上昇した日や梅雨明けの蒸し暑い日など、体が暑さに慣れていないときにかかりやすくなります。
喉が乾く前や、起床時・入浴前後などにも水分補給をしましょう。大量に汗をかいた場合には、経口補水液やスポーツドリンクなどの摂取が勧められています
アルコール飲料は、吸収した水分もそれ以上の水分とともに尿で失われてしまうので水分補給にはなりません
日頃からウオーキングなどで汗をかく習慣を身につけていれば、夏の暑さに対抗しやすくなり、熱中症にかかりにくくなります
風邪などで発熱・下痢をしている場合や二日酔いの場合は、体調が回復し食事や水分摂取が十分にできるまで、暑いところでの活動は控えましょう。肥満の方、小さいお子さんや高齢の方、心肺・腎機能が低下している方、自律神経や循環機能に影響を与える薬を飲んでいる方も熱中症にかかりやすいので注意しましょう
暑さが避けられない場所での運動や作業は、スケジュールを工夫したり、こまめに休憩や水分補給をしたりして、活動時間を短くしましょう
露出させた皮膚に濡らしたタオルやハンカチをあて、うちわや扇風機などで風を当てて体を冷やしましょう。首や脇の下、太ももの付け根を冷えたペットボトルやアイスノンなどで冷やすことも有効です
症状が回復しない、自分で飲み物が飲めないときはすぐに医療機関を受診しましょう
環境省では、高温環境や熱中症予防の指標として暑さ指数(WBGT)を用い、熱中症予防情報を発信しています。暑さ指数が28℃を超えると熱中症にかかる人が急増します。
外出時や運動、野外活動前には、気象情報や環境省の熱中症予防情報サイトや日本スポーツ協会の熱中症予防のための運動指針などを確認しましょう。