広報ふじさわ2021年7月10日号
住宅用火災警報器は全ての住宅に設置する義務があります。まだ設置していない場合は早急に設置してください。また、定期的な点検も心掛けましょう。
問い合わせ
予防課【電話】内線8124、【FAX】(25)5301
住宅用火災警報器を設置していれば、警報音などにより火災を早期に発見して、逃げ遅れを防ぐことや被害を軽減することが期待できます。
大切な生命や身体、財産を守るために、設置をお願いします。
高齢者や目の不自由な方には、音声や光、振動などで火災をしらせる補助警報装置の増設をお勧めします。
市内の住宅火災のデータでは、住宅用火災警報器が設置されていた家の1件あたりの損害額は、設置されていない家の半分以下で済んでいます。また、住宅火災で亡くなった方のほとんどの家には、住宅用火災警報器が設置されていませんでした。
市内の住宅用火災警報器の設置率は約87%です。まだ設置していない住宅には早急に設置をお願いします。
事例1
卓上コンロに鍋を乗せて火を付けたまま就寝してしまったため、時間の経過とともに内容物が焦げて煙が発生。住宅用火災警報器が鳴動したおかげで住人が気付き、火災には至らなかった。
事例2
フライパンで調理中に外出し、コンロの横に置いてあったマットに火が燃え移った。別の部屋にいた家族が住宅用火災警報器の警報音に気付き、消火器を使って消火した。
事例3
鍋を火にかけているときに目を離してしまい、空焚き状態になり煙が発生。住宅用火災警報器が鳴動したことで近隣住民が異変を察知し、その住宅を訪ねたおかげで火災には至らなかった。
寝室が2階などにある場合は、階段にも煙感知式の住宅用火災警報器の設置が必要です。また、火を扱う台所にも設置するよう努めましょう。自動火災報知設備やスプリンクラー設備が設置されている場所には、新たに住宅用火災警報器を設置する必要はありません。
住宅用火災警報器のほとんどは電池式で、電池の寿命は5~10年です。寿命が近づくと「ピッ」と音が鳴ったり、ランプがついたりしますので、機器本体や電池の交換をしてください。機械は古くなると故障や誤作動が増える可能性がありますので、機器本体の交換をお勧めします。
機器本体や電池は、電気店、ガス店、消防設備業者、ホームセンターなどで購入できます。
点検は定期的に実施してください
本体の表面にあるボタンを押したり、ひもを引いたりします。テスト音は1~2回で止まります。
点検しても音が鳴らない、ランプなどの反応がないときは、電池切れや故障の可能性があります。本体が汚れていたら、きれいにしてください。汚れで機能が低下することがあります。
近年、ガストーチによる火災が増えつつあります。ガスボンベに接続して高温の炎を噴射できるガストーチは、料理のアクセントやDIYなどに幅広く使用されています。使用目的以外の使い方をしたり、メンテナンスを怠ったりすると、火災ややけどの原因になるので注意しましょう。
(1)使用目的に合ったバーナーとボンベを接続して使用しましょう
(2)接続部のOリングを確認しましょう
(3)バーナーとボンベが固定されているか確認しましょう
(4)使用前に臭気を確認しましょう
(5)破損や変形がある場合、使用を中止しましょう
ガストーチは炎が出る火口以外にトーチ上部も高温になります。使用後に誤って触れないように注意しましょう。屋外での使用時は、風で火炎の向きが変わることがあるので、耐熱・耐火性のある手袋を使用してください。
ボンベを装着したまま火元の近くや加熱される可能性のある場所に置くと、ボンベが加熱されて爆発する恐れがあります。