広報ふじさわ2022年9月10日号

特集
9月は障がい者雇用支援月間です
みんなが働きやすい社会へ

 障がいのあるなしに関わらず、やりがいを持って働くことができる社会の実現に向けて、市ではさまざまな取り組みを行っています。

問い合わせ
産業労働課【電話】内線2227、【FAX】(50)8419

電話をかける【電話】内線2227

産業労働課ホームページ

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障がい者雇用について

 障害者雇用促進法では、事業主に対し、常時雇用する従業員の一定割合以上の障がい者を雇うことを義務付けています。

 民間企業の法定雇用率は2.3%です。43.5人以上の従業員を雇用する事業主は、1人以上の障がい者雇用が求められています。

法定雇用率

民間企業…2.3%

国・地方公共団体…2.6%

都道府県などの教育委員会…2.5%

市の取り組み

障がい者雇用促進事業所訪問

 ハローワーク藤沢と連携して市内企業を訪問し、雇用上の配慮事例や仕事の切り出し方、各種支援機関や助成金などの説明を行っています。

JOBチャレふじさわ

 市役所内で「JOBチャレふじさわ」を運営し、障がいのある方を雇用することで、障がい者雇用の配慮などについて事例収集を行い、情報発信を行っています。

特別支援学校・就労移行支援事業所などからの職場体験実習の受け入れ

 特別支援学校の生徒や障がいのある方の職場体験実習を受け入れ、社会に出るときのマナーや仕事に対する姿勢などを学ぶ場を提供しています。

中小企業向け障がい者雇用セミナー

 障がい者雇用を進める企業の雇用のきっかけや課題を解決するための取り組みなどを、すでに障がい者雇用をしている企業の事例発表やグループワークを通じて考えてみませんか。

とき

 10月5日(水)午前10時~11時

ところ

 市役所本庁舎

定員

 20人(先着順)

申し込み

 9月28日(水)までにEメールの件名を「中小企業セミナー申込」とし、企業名・所属・氏名・電話番号・Eメールアドレス、障がい者雇用に関する悩みや疑問を書いて、湘南地域就労援助センター【Eメール】syonan@denkikanagawa.or.jp


藤沢・戸塚障害者合同面接会

 障がい者と企業との出会いの場です。

とき

 10月26日(水)午後1時~3時30分

ところ

 秩父宮記念体育館

申し込み

 10月11日(火)~24日(月)にハローワーク藤沢【電話】(23)8609〈部門コード47#〉へ

相談窓口

藤沢公共職業安定所(ハローワーク藤沢

【電話】(23)8609、【FAX】(25)4714

 雇用管理上の配慮に関する助言や専門機関の紹介などを行っています。障がいのある方の求人申し込みも受け付けています。

湘南地域就労援助センター

【電話】(30)1077、【FAX】(34)5411

 雇い入れに向けた環境調整や雇用管理に関する助言などを行っています。障がいのある方の就労相談や就労後の定着支援も進めています。

障がい者雇用優良事業所を紹介します

 市では、障がい者雇用に積極的な企業に対し、感謝状を贈呈しています。

 2021年度は3事業所に感謝状を贈りました。障がいのある方を雇用した実績を持つ事業所の方々にお話を伺いました。

(社福)いきいき福祉会

やりがいを感じながら働き続けられる環境を

 (社福)いきいき福祉会では、障がい者雇用の対象者が12人、そのうち8人は勤続年数10年以上です。平均勤続年数は12年、一番長く働いている方は勤続29年目です。特別養護老人ホームラポール藤沢の設立とともに入職し、正職員として働いています。他にも介護福祉士やケアマネジャーの資格を持つ方もいます。

 雇用する側としては、その方に合わせた適正な配置を行い、他の職員と同じように定期的に面談をしながら目標設定や自己評価を確認し、適正に評価を行っています。

 また、出勤状況や表情、様子などに変化がないか、気を配りながら都度声掛けをすることや、産業医や保健スタッフによる心身の健康管理が重要と考えています。

 今後も障がいのある方が、ひとりの職員として役割を持ち、やりがいを感じながら働き続けられる環境を整えていきたいと思います。

(医)篠原湘南クリニック

あなたがいてくれて、とても助かっている

 (医)篠原湘南クリニックでの障がい者雇用は、当法人が運営している病院クローバーホスピタルや介護施設クローバーヴィラでの事務仕事を担っており、彼らは今や貴重な存在となっています。

 正確な事務処理能力、ポスター作製のクリエイティブなスキル、きちんと欠勤なく通ってくるひたむきな姿勢など、それぞれの強みを生かして活躍しています。現場ではいなくては困る存在になっており、「あなたがいてくれてとても助かっているよ」と折に触れて声掛けをしています。

 照明や雑音など環境面での配慮に加え、より視覚的にわかりやすいマニュアルを作成するなど、作業面においても仕事がしやすいように工夫を重ねています。本人が困っていることを聞き取り、何ができるか管理者やサポートチームが外部の支援センターと一緒に話し合ってきました。

 チームの一員として一緒に成長していくという意識のもと、彼らの強みを存分に発揮していただいています。

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