広報ふじさわ2024年4月10日号

2024(令和6)年度
予算のあらまし

 2024(令和6)年度予算が3月27日の市議会において可決されました。

 予算規模は、一般会計が1,679億600万円、特別会計が1,331億8,975万円、予算総額は3,010億9,575万円となっており、前年度の当初予算と比べ、それぞれ104.6%、101.8%、103.4%となっています。

 なお予算書は市民相談情報課市民図書館でご覧になれます。また、市のホームページの財政課のページからもご覧になれます。

問い合わせ
財政課【電話】内線2302、【FAX】(50)8405


※特別会計は、こちらに掲載しています

予算の使い道を見てみましょう

議会費

1人当たり…1,535円
1世帯当たり…3,370円
  • 市議会の運営
資料の基準 人口 443,827人 世帯 202,197 2024年1月1日現在

教育費

1人当たり…37,781円
1世帯当たり…82,930円
  • 小・中学校、公民館、図書館、スポーツ施設の運営・整備
  • 学校給食の運営

総務費

1人当たり…40,048円
1世帯当たり…87,906円
  • 庁舎・市民センターなどの運営、デジタル市役所
  • 広報、税務、戸籍事務
  • 防災対策

衛生費

1人当たり…36,425円
1世帯当たり…79,953円
  • 健康増進、公衆衛生
  • 保健所の運営
  • 感染症への対応
  • ごみの収集・処理

商工費

1人当たり…3,533円
1世帯当たり…7,756円
  • 中小企業、商店街の振興
  • 観光客誘客のための宣伝、観光施設運営

公債費

1人当たり…21,189円
1世帯当たり…46,509円
  • 銀行などへの借入金に対する返済金

環境保全費

1人当たり…3,969円
1世帯当たり…8,711円
  • 緑地保全、温暖化対策
  • 水質汚濁などの公害防止
  • 交通安全活動、防犯対策

労働費

1人当たり…1,003円
1世帯当たり…2,201円
  • 就労支援
  • 技能振興

土木費

1人当たり…39,610円
1世帯当たり…86,945円
  • 市営住宅、公園、道路、橋りょう、河川の整備・維持、都市基盤整備

予備費

1人当たり… 225円
1世帯当たり… 495円

民生費

1人当たり…178,898円
1世帯当たり…392,686円
  • 高齢者・障がい者などの福祉・医療の充実
  • 保育園の運営
  • 小児医療

農林水産業費

1人当たり…1,027円
1世帯当たり…2,254円
  • 農業・水産業の振興
  • 地産地消の推進
  • 担い手育成

消防費

1人当たり…13,071円
1世帯当たり…28,692円
  • 消防・救急のための運営、施設整備
  • 大規模震災等対策

合 計

1人当たり…378,314円
1世帯当たり…830,408円
県下16市平均(横浜・川崎・相模原市を除く)
1人当たり…406,453円
1世帯当たり…906,862円

市税1,000円当たりの使い道

 納めていただく市税1,000円はこのように使われます

総務費 136円 環境保全費 12円 民生費 354円 衛生費 110円 商工費 6円 土木費 127円 消防費 47円 教育費 111円 公債費 86円 その他 11円

ごみの処理対策にいくら掛かる?●ごみ年間処理量 131,958t●処理費用 80億4,164万円 1人当たり 18,119円(年間) 50円(1日) 1世帯当たり 39,771円(年間) 109円(1日)
市民負担および収入の状況(一般会計)項目1人当たり1世帯当たり 自主財源市税192,192円421,865円 その他39,205円86,055円 依存財源国庫支出金69,405円152,346円県支出金26,652円58,502円市債12,844円28,193円その他38,016円83,447円
合 計378,314円830,408円 市税の状況(一般会計)項目予算額 市税853億円 市民税398億910万円 固定資産税334億820万円 都市計画税62億4,350万円 市たばこ税27億2,960万円  事業所税24億9,210万円 軽自動車税6億790万円 入湯税960万円
都市計画税の使い道 下水道費32億1,511万円 土地区画整理費22億9,050万円 公債費6億5,168万円 公園費5,319万円 街路事業費3,302万円
合計62億4,350万円 入湯税の使い道 観光振興費960万円 森林環境譲与税の使い道 みどり普及費5,690万円 事業所税の使い道 道路維持費5億4,865万円 土地区画整理費4億7,652万円 小学校費・学校建設費2億3,562万円 地震対策費2億990万円 都市計画総務費1億8,896万円 道路橋りょう総務費1億2,441万円 公害防止費1億1,787万円 中学校費・学校建設費9,571万円 学校給食管理費6,223万円 体育施設費6,027万円
橋りょう維持費5,861万円 道路新設改良費5,557万円 児童保育費3,288万円 特別支援学校費・学校建設費2,585万円 塵芥(じんかい)処理費2,446万円 墓地火葬場費1,757万円 公園費1,570万円 その他1,672万円 合計23億6,750万円 ※徴収に要する費用を控除しています

特別会計

 市の予算には、一般会計のほかに7の特別会計があります。下水道や病院などの事業は、特定の料金収入によって運営しています。この場合、一般会計と区別した特別会計のもとに予算を編成し、それぞれ独立して事業を実施しています。

特別会計 国民健康保険事業費387億4,821万円 後期高齢者医療事業費80億2,644万円 介護保険事業費356億3,755万円 下水道事業費(公営企業会計)199億2,754万円 市民病院事業(公営企業会計)272億1,731万円 北部第二(三地区)土地区画整理事業費31億4,896万円 墓園事業費4億8,374万円

国民健康保険事業費

 市と県が共同で運営する医療保険制度で、窓口事務などは市が行います。健康保険組合などの被用者保険とは別に運営しています。

 歳入の主なものは、国民健康保険料87億2,936万円、県支出金262億9,254万円、一般会計からの繰入金35億1,205万円です。

 このうち国民健康保険料は、歳入総額の22.5%を見込んでいます。

 歳出の主なものは、医療費などの保険給付費257億6,351万円、国民健康保険事業費納付金119億8,621万円です。

 前年度の予算額に対して、全体で1.5%の減となります。

後期高齢者医療事業費


 神奈川県後期高齢者医療広域連合が運営する後期高齢者医療制度の窓口事務などを行います。

 歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料70億2,054万円、一般会計からの繰入金9億8,300万円です。

 歳出の主なものは、後期高齢者医療広域連合納付金79億3,082万円で歳出総額の98.8%を占めています。

介護保険事業費


 介護や支援が必要な高齢者などに、介護サービスや介護予防サービスに係る給付事業を実施します。また介護や支援が必要な状態にならないよう、介護予防・日常生活支援総合事業などの地域支援事業を実施します。

 歳入の主なものは、介護保険料84億4,061万円、国・県支出金124億3,438万円、支払基金交付金92億5,225万円、一般会計からの繰入金55億82万円です。

 歳出の主なものは、介護サービス費や介護予防サービス費などの保険給付費327億2,227万円、地域支援事業費15億9,948万円です。

 前年度の予算額に対して、全体で6.6%の増となります。

下水道事業費


 下水道事業は、都市基盤整備事業として、生活環境の改善や公共用水域の水質の保全、浸水対策などを推進しています。

 収入の主なものは、下水道使用料71億674万円、一般会計繰入金46億792万円、企業債(長期借入金)18億4,630万円、国庫補助金2億1,560万円です。

 支出の主なものは、維持管理費68億308万円、減価償却費56億5,328万円、企業債償還金等39億9,895万円、建設費32億9,085万円です。

市民病院事業


 市民病院は、地域の基幹病院として高度医療を担うとともに、地域の医療機関と連携して、地域完結型の医療を進めています。

 収入の主なものは、入院収益137億9,293万円、外来収益58億8,522万円、一般会計繰入金17億9,027万円です。

 支出の主なものは、給与費116億1,507万円、材料費55億7,382万円、病院機能の維持管理に必要な経費40億7,949万円です。

そのほかの特別会計

  • 北部第二(三地区)土地区画整理事業費

 快適に暮らせるまちづくりのための土地区画整理事業として、湘南台駅の北西約1.5kmに位置する面積275.2haの区域を整備するために設置した特別会計です(予算総額31億4,896万円)

  • 墓園事業費

 豊かな緑に囲まれた都市公園機能と心安まる墓地環境を兼ね備えた大庭台墓園を運営するために設置した特別会計です(予算総額4億8,374万円)