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広報ふじさわ2024年9月10日号

9月は障がい者雇用支援月間です
みんなが働きやすい社会へ

 障がいのあるなしに関わらず、やりがいを持って働くことができる社会の実現に向けて、市ではさまざまな取り組みを行っています。

障がい者雇用について

 障害者雇用促進法では、事業主に対し、常時雇用する従業員の一定割合以上の障がい者を雇うことを義務付けています。民間企業の法定雇用率は2.5%で、40人以上の従業員を雇用する事業主は、1人以上の障がい者雇用が求められています。

 また、2026年7月以降、民間企業の法定雇用率が2.7%に引き上げられ、対象事業主の範囲も広がります。

市の取り組み

障がい者雇用促進事業所訪問

 ハローワーク藤沢と連携して市内企業を訪問し、雇用上の配慮事例や仕事の切り出し方、各種支援機関や助成金などの説明を行っています。

JOBチャレふじさわ

 市役所内で「JOBチャレふじさわ」を運営し、障がいのある方を雇用することで、障がい者雇用の配慮などについて事例収集を行っています。また、特別支援学校の生徒や障がいのある方の職場体験実習を受け入れ、社会に出るときのマナーなどを学ぶ場を提供しています。

相談窓口

藤沢公共職業安定所(ハローワーク藤沢)

所在地

【電話】(23)8609、【FAX】(25)4714

雇用管理上の配慮に関する助言や専門機関の紹介などを行っています。障がいのある方の求人申し込みも受け付けています。


湘南地域就労援助センター

所在地

【電話】(30)1077、【FAX】(34)5411

雇い入れに向けた環境調整や雇用管理に関する助言などを行っています。障がいのある方の就労相談や就労後の定着支援も進めています。

障がい者雇用優良事業所を紹介します

 市では、障がい者雇用に積極的な企業に対し、感謝状を贈呈しています。2023年度に感謝状を贈呈した事業所の方々にお話を伺いました。

(株)アプルール

 介護職・事務・清掃など現在数名の方が活躍しています。老人ホームは「もう一つの我が家」であり小さなコミュニティです。働く人も多種多様であり障がいのある方もそれぞれの特性に応じて力を発揮しています。共に働く仲間として相互理解を深め、信頼、安全、安心できる職場環境づくりに取り組みたいと思います。

(医)村田会

 現在2名の方が介護職として勤務しています。定期的な日々の声がけや、福利厚生の一環として実施している「お誕生日面談」(お祝いギフト券の贈呈、個人面談)などからご本人の不安・不満・提案などを伺い、改善点がある場合は現場とのすり合わせを行い、環境改善に努めています。

(株)丸七

 海鮮居酒屋店舗と回転寿司店舗でホールスタッフや調理補助で働いています。ホールスタッフは、開店前は清掃とセッティング、開店後は料理を運んだり、片付けをしたりします。調理補助は、袋詰めや野菜のカットをします。

 障がい者と一緒に働くことで、お互いにより丁寧でわかりやすい意思疎通を行うようになり、思いやりの心が生まれ、やさしい雰囲気の職場になります。これからもそんな仲間を増やしていきます。