広報ふじさわ2024年10月25日号
藤沢市の文化芸術を代表する「藤沢市民オペラ」は、全国に先駆けて1973年から始まり、今回で25回目を迎えます。
「藤沢市民オペラ」は、市民団体とプロの声楽家とスタッフ、そして市が協働し創り上げる事業で、1973年に市民会館5周年記念として初めて市民オペラ「フィガロの結婚」を上演しました。藤沢市は「市民オペラ発祥の地」として全国的に知られています。
市民によって構成される「藤沢市民交響楽団」と「藤沢市合唱連盟」が半年間の練習を重ね、プロのソリストとともに舞台を創り上げます。出演者は、国内外で活躍する有名ソリストに加え、これからの日本オペラ界を担う新進気鋭の豪華ソリストたちです。また、一般的に大人が演じる「童子役」として、市内の合唱団に所属し、オーディションによって選ばれた小学4年生から中学1年生までの6人の子どもたちが舞台に立ちます。
王子タミーノは愉快な仲間パパゲーノと一緒に、冒険の旅に出かけます。タミーノは一目惚れしたパミーナ姫を救うためいくつかの試練を乗り越えますが、そこで出てくるのが魔法の笛。その笛にはなんと不思議な力が…!果たしてタミーノとパミーナは無事に結ばれることができるのでしょうか。
「魔笛」は美しい音楽とわかりやすいストーリーで、オペラが初めてという方でも入りやすい作品です。アンサンブルが要の作品で、中でも3人の童子役を子どもが演じることは日本では珍しく、ぜひ聴いていただきたいです。また、オーケストラと合唱団は藤沢市民の方々に担っていただいており、これまで何度も一緒に演奏してきて、いつもその熱量に敬服しています。今回も皆さんと一緒に素晴らしい公演をお届けできると確信しています。
建て替えが決まっている藤沢市民会館でできる最後の本格的なオペラ公演なので、見終わって幸せな気持ちになれる「魔笛」という作品で、この素晴らしい音響を持つ市民会館を未来へつなげていきたいです。
たくさんの名曲が詰まったオペラ 「魔笛」 ですが、パミーナを演じる私としては、2幕の童子たちと歌うシーンが好きです。藤沢市の子どもたちと、このシーンを創り上げることを今からとても楽しみにしています。ぜひ聴きにいらしてください!!
歴史ある市民オペラで素晴らしいキャストの皆様と一緒に「魔笛」を上演できることがとても楽しみです!なんと言っても「魔笛」の魅力はモーツァルトの音楽だと思います。どの場面を切り取っても美しく楽しいメロディー。ぜひ会場でお楽しみください!
オペラは総合芸術です。演劇も音楽も装置(美術)の要素もあります。オペラを見たことがない方たちにも、ぜひこの機会に知ってほしいです。
現在の市民会館で上演する本格的な市民オペラは最後ということで、すごく思いのある公演になると思います。ソリストの方々は一流で素晴らしいですが、藤沢市民オペラは「合唱とオーケストラを市民が担っている」ことに意味があると思います。「さすが藤沢市民オペラだ」と言ってもらえるように頑張りたいです。
我々アマチュアは音楽の他に仕事があり、週末にしか練習ができないので、約半年という長い期間を練習にあてることになります。長い時間をかけるから、徐々に思い入れが生まれて、演奏する度に発見が出てきます。また、園田マエストロの思いも、長い時間をかけるからこそ音楽に溶け込んでいくのです。そこが素晴らしいところだと思っています。
たくさんの人に感動してもらい、自分も楽しんで本番がんばりたいです!!
魔笛の練習を通して苦手なことを克服し本番に生かしたいです。
これから大変なことがあっても、自分が「魔笛」の一員だということを意識して、乗り越えていきたいと思います。出演者全員で素晴らしい舞台になるように頑張ります。ぜひ「魔笛」を見に来てください!!
選ばれた責任があるので、がんばりたいと思います。
練習をがんばって、ホールに響くようなきれいな声で歌えるようになりたいです。
見に来てくれた方々に、「来てよかった!!」や「感動した!!」と思ってもらいたいので、歌やドイツ語、演技を全力でやろうと思います!
「魔笛」の制作過程、人物にスポットをあてて連載しております。ぜひご覧ください。