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広報ふじさわ2024年10月25日号

特集
園田隆一郎芸術監督2022-2024シーズン
第25回藤沢市民オペラ
W.A.モーツァルト
魔笛

 藤沢市の文化芸術を代表する「藤沢市民オペラ」は、全国に先駆けて1973年から始まり、今回で25回目を迎えます。

とき

 12月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日) 午後2時~5時(予定)

ところ

 市民会館

藤沢市民オペラについて

 「藤沢市民オペラ」は、市民団体とプロの声楽家とスタッフ、そして市が協働し創り上げる事業で、1973年に市民会館5周年記念として初めて市民オペラ「フィガロの結婚」を上演しました。藤沢市は「市民オペラ発祥の地」として全国的に知られています。

みどころ

 市民によって構成される「藤沢市民交響楽団」と「藤沢市合唱連盟」が半年間の練習を重ね、プロのソリストとともに舞台を創り上げます。出演者は、国内外で活躍する有名ソリストに加え、これからの日本オペラ界を担う新進気鋭の豪華ソリストたちです。また、一般的に大人が演じる「童子役」として、市内の合唱団に所属し、オーディションによって選ばれた小学4年生から中学1年生までの6人の子どもたちが舞台に立ちます。

出演者

指揮 園田隆一郎

 「魔笛」は美しい音楽とわかりやすいストーリーで、オペラが初めてという方でも入りやすい作品です。アンサンブルが要の作品で、中でも3人の童子役を子どもが演じることは日本では珍しく、ぜひ聴いていただきたいです。また、オーケストラと合唱団は藤沢市民の方々に担っていただいており、これまで何度も一緒に演奏してきて、いつもその熱量に敬服しています。今回も皆さんと一緒に素晴らしい公演をお届けできると確信しています。

 建て替えが決まっている藤沢市民会館でできる最後の本格的なオペラ公演なので、見終わって幸せな気持ちになれる「魔笛」という作品で、この素晴らしい音響を持つ市民会館を未来へつなげていきたいです。

©Fabio Parenzan

ソリスト 盛田麻央

 たくさんの名曲が詰まったオペラ 「魔笛」 ですが、パミーナを演じる私としては、2幕の童子たちと歌うシーンが好きです。藤沢市の子どもたちと、このシーンを創り上げることを今からとても楽しみにしています。ぜひ聴きにいらしてください!!

©FUKAYA Yoshinobu auraY2

藤沢市合唱連盟 滝井桂さん、芙美さん親子

 オペラは総合芸術です。演劇も音楽も装置(美術)の要素もあります。オペラを見たことがない方たちにも、ぜひこの機会に知ってほしいです。

 現在の市民会館で上演する本格的な市民オペラは最後ということで、すごく思いのある公演になると思います。ソリストの方々は一流で素晴らしいですが、藤沢市民オペラは「合唱とオーケストラを市民が担っている」ことに意味があると思います。「さすが藤沢市民オペラだ」と言ってもらえるように頑張りたいです。

オーディションで選ばれた子どもたちの
「魔笛」への意気込み

  • 小野寺凛乃さん(鵠沼ジュニア・コール所属/小学6年生)

 たくさんの人に感動してもらい、自分も楽しんで本番がんばりたいです!!

  • 斎賀美冬さん(藤沢ジュニア・コーラス所属/中学1年生)

 魔笛の練習を通して苦手なことを克服し本番に生かしたいです。

  • 成川桃さん(藤沢ジュニア・コーラス所属/中学1年生)

 これから大変なことがあっても、自分が「魔笛」の一員だということを意識して、乗り越えていきたいと思います。出演者全員で素晴らしい舞台になるように頑張ります。ぜひ「魔笛」を見に来てください!!

  • 本間柚李さん(バンビーノ・バンビーナ所属/小学6年生)

 選ばれた責任があるので、がんばりたいと思います。

  • 金子和花奈さん(藤沢ジュニア・コーラス所属/小学4年生)

 練習をがんばって、ホールに響くようなきれいな声で歌えるようになりたいです。

  • 中澤晴子さん(藤沢ジュニア・コーラス所属/小学4年生)

 見に来てくれた方々に、「来てよかった!!」や「感動した!!」と思ってもらいたいので、歌やドイツ語、演技を全力でやろうと思います!

☆上段左から中澤晴子さん、成川桃さん、斎賀美冬さん☆下段左から金子和花奈さん、小野寺凛乃さん、本間柚李さん

ドキュメンタリー 藤沢市民オペラ「魔笛」ができるまで

「魔笛」の制作過程、人物にスポットをあてて連載しております。ぜひご覧ください