広報ふじさわ2025年2月25日号
春は空気が乾燥して強風も吹きやすいため、火災が発生しやすくなります。火気の取り扱いには十分注意し、火災予防に努めましょう。
※数値は速報値です
放火 14件(疑いを含む)
放火は、夜間や朝方などに発生することが多く、敷地内の物品やごみなどが狙われがちです。家の周りに燃えやすいものを置かない、ごみは決められた日の朝に出すなど、放火対策をしましょう。
電気機器 11件
近年、充電式電池・リチウム電池を原因とする火災が増えています。充電式電池・リチウム電池は、落下など大きな衝撃が加わることにより発火することがあります。製品の取扱い説明書の指示に従い、正しく使用・管理しましょう。
たばこ 10件
たばこは灰皿のある決まった場所で吸いましょう。吸い殻は水を使って確実に消火し、こまめに捨てましょう。寝たばこは大変危険です。絶対にやめましょう。
近年火災原因として増が著しいのが、モバイルバッテリーのように繰り返し使える充電式電池です。以下のような火災事例があります。
電池を捨てる際に、適切に処理せず発火
リチウム電池では、電池を処分する際に絶縁テープなどで絶縁処理をしないと、電池同士が接触することにより放電して発火する場合があります。
水に落としたことによる発火
洗面所などで水没させた場合、内側に水が浸み込んで異常が生じ、通電時などに内部でショートして発火する場合があります。
低温下で充電したために発火
低温下での電池の充電は、電池に損傷を与える恐れがあり、発火に至る可能性があります。
暖房機器で暖められ、内部に熱がこもり発火
充電式電池を暖房機器近くに置くなどして暖めると、内部に熱がこもり電池を損傷させ発火する場合があります。
落下による発火
落下などにより大きな衝撃が加わると、変形や電池内部の損傷が原因で発火することがあります。
〈出典〉消防庁火災予防啓発映像「住宅における電気火災の原因と予防対策」
2024年に「電気機器」や「配線器具」、「電灯・電話などの配線」などの電気を原因とした火災は合わせて21件発生しており、前年に比べ8件増加しています。
電気は日常生活において必要不可欠なエネルギーで、年々需要が増加しています。私たちの生活の身近には、常に火災のリスクが潜んでいることを忘れず、適切な使用・維持管理に努めましょう。
とき
3月1日(土)午前11時~午後1時
ところ
内容
市長による一日消防長委嘱状交付式、住宅用火災警報器の設置・維持管理広報活動、火災予防啓発物品の配布、消防音楽隊による演奏、消防車両展示、子ども用防火衣着装体験