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更新日:2019年10月11日
2017年(平成29年)3月 教育長の窓 No.150
『「えがおと出会いを大切に」~退任にあたって~』
桜の季節になりました。春は、「別れと出会いの季節」であり、たくさんのあいさつが交わされる季節でもあります。
「えがおあふれる学校づくり」をめざし、多くのみなさまにご支援をいただき、教育長の任期4年を過ごすことができました。ありがとうございました。就任の年から、生涯学習部門が、市長部局へと移管されたことで、生涯学習の業務は、市長部局の職員が担うこととなりました。結果として、学校教育に関する業務が主なものとなりました。
学校教育分野においては、各学校に対し、教育委員会としての方針を示し、「えがお」をキーワードとして、「藤沢の支援教育」の推進、「学校図書館」「食育」に関する方針をはじめ、「いじめ防止対策推進法」に基づく「すべての子どもたちが、笑顔でかよえる学校づくりのための基本方針(藤沢市いじめ防止対策基本方針)」の制定や市長部局と連携して策定した「藤沢市子どもをいじめから守る条例」の制定、「障害者差別解消法」にともなう「藤沢市立学校における障がいを理由とする差別の解消の推進に関する対応要領」の策定、給食費の公会計化、中学校給食の開始、湘洋中学校の津波対策など、さまざまな取り組みを、学校と連携し進めてこられたと思っております。また「給付型奨学金」も創設することとなりました。
これらの中で、今までも一人ひとりの教育的ニーズに対応するよう努めてきた「特別支援教育」の考え方を、より大きな概念でくくり、「障がいのある、なしに関わらず、困りごとを抱えるすべての子どもたちを支援する」という趣旨のもとに「藤沢の支援教育」として方針を示し、平成27年度から実施できたことは、最も大きな「えがお」のための方策の一つであると考えております。
「人は出会い」。教育長として就任以来、いろいろな場所で、「たくさんの人」「たくさんのこと」「たくさんのもの」と出会うことができました。そのたび、多くのことを学び、学んだことを、学校や子どもたちに還元できるよう、自分なりに努めて参りました。学校教育は、学校だけでできるものではなく、多くのみなさんの見守りや協力の中で成り立っているものだということを、改めて実感し、学校や子どもたちに関わってくださっているみなさまに、学校教育へのご理解・ご協力・ご支援をいただきましたことを心から感謝申し上げます。どうぞ、今後とも、子どもたち、学校、教育委員会へのご支援をくださいますようよろしくお願いいたします。
みなさまが「えがお」で「人の和」をひろげ、日々元気で、過ごせますことを、心から祈念しております。
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