0466-25-1111
窓口混雑状況
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 教育 > 教育長の窓 > バックナンバー > 2018年度(平成30年度) > 藤沢市教育委員会『教育長の窓 No.168』
ここから本文です。
更新日:2019年10月11日
2018年(平成30年)10月 教育長の窓 No.168
このたび藤沢市立小学校教諭が、覚せい剤取締法違反(所持)及び大麻取締法違反(所持)の容疑により逮捕されました。児童生徒をはじめみなさまの信頼を裏切り、多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを心からお詫び申し上げます。児童に決まりを守ることの大切さを指導する立場にある教員が、このような事件を起こしたことに対して、責任を痛感しています。今後は、子どもたちの心のケアに最善を尽くすとともに、教職員の綱紀の粛正に取り組んでまいります。
『安全・安心でおいしい給食のために』
小学校では、秋の行事である運動会が行われています。スポーツの秋にふさわしく、子どもたちが元気に走り、踊り、力強く団体種目に挑戦する姿は、見ている人たちにも元気を与えてくれます。10月6日土曜日は、市内の30校で運動会が行われましたので、いくつかの学校を訪問しました。いずれの学校も、元気な子どもたちと応援する保護者や地域の方々であふれていました。演技種目で目を引いたのは、定番の「玉入れ」です。終了の合図と同時にかごにふたをして合図以降の玉が入らないよう工夫する学校があるかと思えば、まず紅白に分かれて玉入れを行った後、中央に並べられた紅白のかごをめがけて全員が玉を投げ、それぞれのかごに入った玉の合計で競う学校があるなど、学校の工夫に関心しました。また、ある学校で実施していた「a magic carpet」という種目は、ブルーシートを2枚使って、一枚に全員が乗り終わると、もう一枚を魔法のじゅうたんのように頭上を越えて地面に敷く、この動作を繰り返してゴールを目指す競技で、今年、初めて取り組んだとのことでした。どの種目においても、子どもたちが、日ごろの練習の成果を発揮して精一杯取り組んでいて、その姿に心打たれました。
子どもたちの元気をつくる源は、いろいろありますが、その一つが「食」であると思っています。教育委員会では、「藤沢市立学校食育運営指針」を策定し、学校と連携して、「食事の重要性や食文化を学ぶ」「心身の健康のための食品を選択する能力を身につける」「食育を通して社会性や感謝の心を育てる」ことを目標として、さまざまな取組を行っています。特に「学校給食」については、食育の身近な教材と捉え、栄養教諭を軸として市内55校を9つのグループに分けてネットワークをつくり、「食育」の推進に努めています。
また、学校給食の提供にあたっては、学校給食法に基づく文部科学省が定める摂取基準を満たすだけではなく、国産食材の使用や、手づくりにこだわり、いろいろな種類の食材や地場産物を積極的に取り入れた「安全・安心でおいしい給食」の提供に取り組んでいます。このことは、「食育」を進めるうえでも重要なポイントと考えておりますが、学校給食費を改定した平成26年度以降、食材費の価格が上昇を続ける中で食材の変更や献立の工夫による対応だけでは、本市が取り組んできた学校給食を提供することが困難となってきました。学校給食費は、学校給食法の定めにより、施設設備費・光熱水費・人件費等を市の負担として、食材費のみを保護者のみなさまにご負担いただいております。これからも、安全・安心でおいしく、食を学ぶ生きた教材となる学校給食を提供していくために、平成31年4月からの学校給食費の改定に向けて検討を進めているところです。検討を進めるにあたっては、小学校は4校の保護者のみなさまと、中学校はデリバリー給食を実施している13校の生徒と保護者のみなさまに、それぞれ「給食に関するアンケート」をお願いし、参考にさせていただきたいと考えております。どうぞ、忌憚のないご意見をお寄せくださいますようよろしくお願いいたします。なお、改定額につきましては、下記の金額を予定しております。
<改定額>
今後とも、子どもたちの健やかな成長の手助けとなる魅力ある学校給食を提供できるよう努めてまいりますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
情報の発信元
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください