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更新日:2019年10月11日

 

藤沢市教育委員会『教育長の窓 No.177』

 2019年(令和元年)8月 教育長の窓 No.177

「教員の学びを支える教育文化センター」

 kumo

 百日紅がたわわに花をつけ、暑い夏となりました。子どもたちは、夏休みを利用して、さまざまな活動に楽しみを見つけ、いつもと違う時間を満喫していることかと思います。子どもたちが地域の行事に参加する機会も多いと思います。保護者のみなさまや地域のみなさまに見守られることがたくさんある夏休みの時期です。みなさま、ご指導、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 子どもたちが家庭や地域で生活する夏休み期間は、日頃、授業や児童生徒指導に時間を費やしている教員が、自分自身で時間の使い方を考え、実践できるときであり、研修や授業研究などの自己研鑽に取り組める時期でもあります。
 藤沢市の教育文化センターでは、教員の学びの要求に対応するため、毎年この時期に「夏の研修講座」を開催し、教員が自由に受講できる「研修の場」を提供しています。今年は、7月22日(月曜日)から8月29日(木曜日)までの間に、内容としては、国語科が2講座、社会科が2講座、算数・数学科が2講座、理科が5講座、音楽科が1講座、図工・美術科が2講座、家庭科が1講座、生活科・総合的な学習の時間が1講座、保健体育科が2講座、外国語・英語科が2講座、道徳が2講座、特別活動が1講座で、そのほかに、教育実践臨床研修が4講座、支援教育が3講座、文書館との共催による地域史が2講座、学校危機管理が1講座、教育課題が1講座、学習指導要領解説が1講座、都市計画課と教育指導課との共催によるモビリティマネジメント(環境教育)が1講座、情報教育が1講座、授業づくりが1講座、土曜講座が1講座、学務保健課が主催する教職員安全衛生研修が2講座の計42の研修があり、さまざまな教科・領域に対応しています。具体的には、「プログラミング教育~初めの一歩~」や「新学習指導要領のもとでの外国語活動・外国語の授業づくり」等は、来年度から全面実施される学習指導要領に備える内容の講座で、「楽しい理科の授業づくり」「100年遊べるパズルを作ろう!」等は、日常の授業ですぐに使える内容の講座で、「実践事例から学ぶいじめの未然防止」「子どもの発達を理解する」等は、児童生徒理解や指導・支援ための講座といったように多岐にわたっています。加えて、教養を高めるための「地域史」、健康維持のための「睡眠を高めるストレッチ」といった講座もあります。たくさんの教員が熱心に学び、協議し、お互いを高めあうことは、子どもたちに還元されると思っています。
 また、教員だけではなく、保護者をはじめ市民のみなさまの誰もが参加可能な教育文化講演会も開催されます。この講演会は、8月20日(火曜日)午後2時から湘南台文化センター市民シアターにおいて、日本ペップトーク普及協会代表理事 岩崎 由純氏を講師にお招きし、「言葉の力 無限大!~「ペップトーク」で子どものやる気UP!~」と題して行われます。どうぞご参加ください。

 教職員の人材育成については、藤沢市教育委員会では、「藤沢市立学校人材育成基本方針」に基づき、初任者から管理職までそれぞれの教職員のキャリアに応じて計画的に資質能力の向上を図っています。教職員の資質の向上を図るには、学校での人材育成や教育委員会が行う人材育成のための研修だけではなく、教職員自身が自己研鑽に努めることが大切であると思っています。
 教職員の夏休みは5日間。その活用と合わせて有給休暇を使い、ゆったりとした時間を過ごしたり、長期の旅行に出かけたり、自分の趣味の時間に使ったりするなど、心豊かな時間を過ごすことも大切です。心のゆとりは、子どもたちの指導に役立つと考えています。
 夏の研修・研究の場所は、藤沢市教育文化センターだけではなく全国各地、さまざまな場所にあります。教員のみなさまには、暑さの中、健康に留意して心豊かに過ごし、たくさんのことを学んで、9月から子どもたちに豊かな学びを提供してくださることを期待しています。

情報の発信元

教育委員会教育部教育総務課

〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎3階

電話番号:0466-50-3556(直通)

ファクス:0466-50-8424

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