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更新日:2021年7月12日

藤沢市教育委員会『教育長の窓No.196』

2021年(令和3年)5月20日号教育長の窓No.196

「『コロナ禍』でもあゆみを止めない

 

フラワーレーンプロジェクト辻堂小2

青葉がまぶしい季節となりました。今年は桜の開花が早かったことから、季節が前倒しになっているといわれています。最近は曇り空の日が多く、九州から東海地方では平年よりも3週間も早い梅雨入りが宣言されました。今月からは、小学校・特別支援学校体育大会や中学校の体育祭が、感染症対策を講じながら予定されています。今年度は、計画通りに実施されることを祈るとともに、できる限り参観したいと思っています。

昨年延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が、いよいよ7月から開催される予定となっています。オリンピック・パラリンピックという世界大会が日本で行われることは、子どもたちにとって貴重な経験であり、一生の思い出になると思います。そのような中、5月10日(月曜日)には、辻堂小学校において「フラワーレーンプロジェクト」が行われました。フラワーレーンプロジェクトとは、すべての競技会場において、整列等に使用するベルトパーテーションの代わりに、子どもたちが育てたアサガオの鉢植えを設置し、おもてなしを演出する取組です。藤沢市では、セーリングが行われる江の島ヨットハーバーにおいて、辻堂小学校・富士見台小学校・大鋸小学校の児童が育てたアサガオ360鉢が設置される予定になっています。当日は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の方から、オリンピックの豆知識やプロジェクトの趣旨についてのお話をうかがい、友だちと協力して楽しそうに種まきをする児童の姿がみられました。子どもたちの心に、東京2020大会の開催に携わったという思い出が残る行事となりました。

 

5月14日(金曜日)に、藤沢市立看護専門学校の第51回戴帽式が行われました。戴帽式とは、看護師を目指す学生たちが、初めての病院実習に臨む前に、学生一人一人にナースキャップを与え、看護師を目指すものとしての職業に対する意識を高め、またその責任の重さを自覚させるための儀式です。式には、1年間の基礎的な学習を終えた2年生が臨みました。真剣な眼差しの戴帽生からは、凛とした気持ちが伝わり、たいへん厳粛な雰囲気でした。昨年の入学式は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、保護者の参加が許されなかったため、凛々しい学生たちの姿に、参加された保護者の方々の感動はひとしおであったと思います。

世の中が新型コロナウイルス感染症に翻弄される中で、医療に従事される方々のご苦労は想像を絶するものがあります。そのような状況でも、昨年度入学した50名が、看護の道を目指し続けていることに心から敬意を表します。


新型コロナウイルスの感染は、1年以上経過した現在も収まることなく、第4波にみまわれています。神奈川県には、まん延防止等重点措置が適用され、藤沢市もその該当地域になっています。変異株は、若者にも感染が広まっており、これまで感染防止対策の徹底により、感染拡大を防いできた子どもたちの今後が、たいへん心配されます。しかし、学校が取り組むべき対策は、これまでと何も変わりません。「コロナ禍」でもあゆみを止めることなく、感染防止への取組を粘り強く継続していくことだと思います。

保護者のみなさま、地域のみなさま、引き続きのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

情報の発信元

教育委員会教育部教育総務課

〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎3階

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